2014年07月30日
投擲武器
こんにちは。
今回は投擲武器についての考察を始めたいと思います。
まずこちらはM67破片手榴弾と呼ばれるものです。
信管は5秒に設定されており、殺傷半径は5-15mに及びます。
それ以前の米軍の手榴弾のMk.ⅡやM26がそれぞれパイナップル、レモンなどと渾名されたのと同じくアップルと呼ばれることもあります。
左より、M67、M26、Mk.2
二次大戦時に使用された所謂パイナップルグレネードのような凸凹がないのは破片が飛び散りやすいように入れていた切れ込みの効果があまりなかったためです。
続いてこちらはM18発煙手榴弾です。
代表的な非殺傷兵器で、様々な色があり、撹乱、視界を悪くするほかに味方に位置を知らせたりすることにも用います。
そしてもう一つ代表的な非殺傷兵器、閃光手榴弾があり、こちらはMk141、M84の2種類が米軍で主に使用されています。
人質救出や閉所への突入の際に使用されます。
Mk141はあまり一般部隊においてはみられず、一部特殊部隊員がMk141を使用している例があります。
閃光手榴弾は需要もありそうですし、ポーチもあるので一般部隊も使用していそうですが実用例が見当たらないためここまでにしておきます。
どうやら一般部隊ではM84が用いられているようです。
厳密には投擲兵器ではありませんが、フレアも位置情報を伝えるのに使用されます。
http://rabbit516.militaryblog.jp/e498237.html
こちらのブログ様で紹介されているようにヴェトナム戦争時から使用され続けているようですね。
投擲兵装についての考察はここで閉じさせていただきます。
次回からは近接戦闘兵器についてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ
今回は投擲武器についての考察を始めたいと思います。
まずこちらはM67破片手榴弾と呼ばれるものです。
信管は5秒に設定されており、殺傷半径は5-15mに及びます。
それ以前の米軍の手榴弾のMk.ⅡやM26がそれぞれパイナップル、レモンなどと渾名されたのと同じくアップルと呼ばれることもあります。
左より、M67、M26、Mk.2
二次大戦時に使用された所謂パイナップルグレネードのような凸凹がないのは破片が飛び散りやすいように入れていた切れ込みの効果があまりなかったためです。
続いてこちらはM18発煙手榴弾です。
代表的な非殺傷兵器で、様々な色があり、撹乱、視界を悪くするほかに味方に位置を知らせたりすることにも用います。
そしてもう一つ代表的な非殺傷兵器、閃光手榴弾があり、こちらはMk141、M84の2種類が米軍で主に使用されています。
人質救出や閉所への突入の際に使用されます。
Mk141はあまり一般部隊においてはみられず、一部特殊部隊員がMk141を使用している例があります。
どうやら一般部隊ではM84が用いられているようです。
厳密には投擲兵器ではありませんが、フレアも位置情報を伝えるのに使用されます。
http://rabbit516.militaryblog.jp/e498237.html
こちらのブログ様で紹介されているようにヴェトナム戦争時から使用され続けているようですね。
投擲兵装についての考察はここで閉じさせていただきます。
次回からは近接戦闘兵器についてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ
2014年07月29日
狙撃銃
こんにちは。
今回はマークスマンライフルと狙撃銃についての考察を始めたいと思います。
マークスマンライフルはM14やSAM-Rなどが有名で、選抜射手によって運用されます。
選抜射手とは狙撃手とは異なり、一般のライフルマンの中でも射撃訓練で好成績を修めた者のことを指し、通常のライフルマンより精度の良いライフルが支給されます。
M14は元々一般歩兵向けマルチロール小銃として開発されましたが、不幸にもヴェトナム戦争と採用時期が被ってしまい、中距離以上向けの重い7.62mmNATO弾、長い銃身、連射時の安定性がすこぶる悪い曲銃床、そして腐食しやすい木製ストックなど東南アジアの戦場と全くもって相性の悪い小銃で、採用から10年もせず多くがモスボール保存、もしくは米国の同盟国へ安価で払い下げられられることとなりました。
これは当時、開けた欧州の平原がこれからの主戦場となる、と見込んで設計されたためで決して基本性能が低い訳ではありません。
40年程経ち、主戦場は深い密林ではなく開けた高地、すなわち中東地域となりました。
その間M14に替わり主力小銃を務めてきたAR-15系統小銃は閉所、近距離では存分にその能力を生かせていましたが、中距離以上、さらには敵防護装備の充実によって中東地域にて苦戦を強いられていました。
そこで、倉庫に眠っていたM14が再び日の目を見ることとなったのです。
少し前までM14は狙撃銃や選抜射手小銃として活躍していました。
そして、M14は本来木製ストックだったので外装にガタが来ている個体も少なくなく、ファイバー製のものに換装され、M14 DMRとして復活しました。
M14DMRの後継としては同じくM14の近代改修品のM39 EMR と呼ばれるもので内部機構以外丸々総取替したかのようなデザインが特徴的です。
M16A4も改修され、SAM-Rとして再設計されました。
主な改修点は銃身を競技用の高精度なもの、かつフリーフローティングバレルにし、ハンドガードを筒型のものでもM5RASでもないRASという固定が強いものへ変更し、精度向上を図っています。
更にAR-15シリーズで特徴的だった角形フロントサイトを折りたたみサイトに変更し、高倍率スコープやバイポットを追加することで射撃時の安定感を出せるような変更も加えられています。
海兵隊の狙撃銃にはM40、Mk11 Mod.0、M82などがあります。
M40A3/A5はRemington社M700ライフルを元に海兵隊で改修されたモデルで7.62mmNATO弾を使用し、安定した射撃性能を誇ります。
A3とA5はバレルの違い以外ほとんど同一形状です。
余談ですがM40の元になったM700は米陸軍に採用されたM24 SWSに発展するなどカスタムベースとして高いアドバンテージを持っているようです。
しかしながら、近年の戦争背景などもあり狙撃銃に近接戦闘や護身用の武装としての役割を持たせる必要やその他の要望に答えるために新しい狙撃銃が開発されました。
AR-15系小銃のデザインを引き継ぎ、AR-10のように7.62mmNATO弾を使用するこれらはSR-25の発展系Mk.11 Mod.0 とM110 SASS です。
Mk.11 Mod.0
M110 SASS
本来海軍/海兵隊向けモデルがMk.11、陸軍向けモデルがM110らしいのですが資料により情報が錯綜している為推測を交えて紹介します。より高性能なM110の採用によりMk.11は僅かな期間のみの採用ですぐに撤退してしまったようです。
さらにM110は先述したM39の存在価値をも脅かし、こちらも僅かな期間のみの採用となってしまったようです。
情報協力:Saga様 当該ブログhttp://sag.militaryblog.jp/e202408.html
ソース:http://thefiringline.com/forums/archive/index.php?t-429144.html
Mk11はセーフティがAR-15系統のものと同一タイプで固定フロントサイトを備え、固定ストックのモデルで元々の色は黒、M110はアンビセーフティで折りたたみサイトを備え、ストックエンドが伸縮でき元々の色はカーキかと思います。
Mk.11?
M110?
しかし、この2つの狙撃銃の決定的な違いがわからないのでご存知の方はご一報ください。
どちらも一体型ハンドガードとRASを素早く取り替えることは可能なようです。
Mk.11
セミオートである程度の速射が可能なため接近戦でも一応対応ができます。
結果的にSAM-Rとよく似たシルエットとなりましたが、改修品ではなく新規設計の狙撃銃なので全体的に完成されたものとなっております。
セミオートスナイパーライフルとしては比較的高い精度を誇ります。
M82A3SASRはM2"重機関銃"が狙撃銃として様々な戦場を駆けたことが開発の発端となります。
M2は武器中隊の項でご紹介致しましたが、大口径故の射程から長射程射撃に利用されることも度々ありました。
そしてM2で用いられる12.7mmNATO弾を発射できる軽量、小型な小銃として開発され、現在長距離狙撃などで使用されています。
特徴的な大型マズルブレーキを持ちますが、かつては小さめだったようです。
そしてこのマズルブレーキ、そして12.7mmNATO弾使用銃としては軽量といえど、13kgもの重量があるため口径の割りには反動が小さくある程度の速射がこなせるようです。
これらを運用する狙撃手はギリースーツと呼ばれる戦闘服を製作したりと、偽装には余念がないようです。
狙撃銃についての考察はここで閉じさせていただきます。
次回は投擲兵装についてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ
今回はマークスマンライフルと狙撃銃についての考察を始めたいと思います。
マークスマンライフルはM14やSAM-Rなどが有名で、選抜射手によって運用されます。
選抜射手とは狙撃手とは異なり、一般のライフルマンの中でも射撃訓練で好成績を修めた者のことを指し、通常のライフルマンより精度の良いライフルが支給されます。
M14は元々一般歩兵向けマルチロール小銃として開発されましたが、不幸にもヴェトナム戦争と採用時期が被ってしまい、中距離以上向けの重い7.62mmNATO弾、長い銃身、連射時の安定性がすこぶる悪い曲銃床、そして腐食しやすい木製ストックなど東南アジアの戦場と全くもって相性の悪い小銃で、採用から10年もせず多くがモスボール保存、もしくは米国の同盟国へ安価で払い下げられられることとなりました。
これは当時、開けた欧州の平原がこれからの主戦場となる、と見込んで設計されたためで決して基本性能が低い訳ではありません。
40年程経ち、主戦場は深い密林ではなく開けた高地、すなわち中東地域となりました。
その間M14に替わり主力小銃を務めてきたAR-15系統小銃は閉所、近距離では存分にその能力を生かせていましたが、中距離以上、さらには敵防護装備の充実によって中東地域にて苦戦を強いられていました。
そこで、倉庫に眠っていたM14が再び日の目を見ることとなったのです。
少し前までM14は狙撃銃や選抜射手小銃として活躍していました。
そして、M14は本来木製ストックだったので外装にガタが来ている個体も少なくなく、ファイバー製のものに換装され、M14 DMRとして復活しました。
M14DMRの後継としては同じくM14の近代改修品のM39 EMR と呼ばれるもので内部機構以外丸々総取替したかのようなデザインが特徴的です。
M16A4も改修され、SAM-Rとして再設計されました。
主な改修点は銃身を競技用の高精度なもの、かつフリーフローティングバレルにし、ハンドガードを筒型のものでもM5RASでもないRASという固定が強いものへ変更し、精度向上を図っています。
更にAR-15シリーズで特徴的だった角形フロントサイトを折りたたみサイトに変更し、高倍率スコープやバイポットを追加することで射撃時の安定感を出せるような変更も加えられています。
海兵隊の狙撃銃にはM40、Mk11 Mod.0、M82などがあります。
M40A3/A5はRemington社M700ライフルを元に海兵隊で改修されたモデルで7.62mmNATO弾を使用し、安定した射撃性能を誇ります。
A3とA5はバレルの違い以外ほとんど同一形状です。
余談ですがM40の元になったM700は米陸軍に採用されたM24 SWSに発展するなどカスタムベースとして高いアドバンテージを持っているようです。
しかしながら、近年の戦争背景などもあり狙撃銃に近接戦闘や護身用の武装としての役割を持たせる必要やその他の要望に答えるために新しい狙撃銃が開発されました。
AR-15系小銃のデザインを引き継ぎ、AR-10のように7.62mmNATO弾を使用するこれらはSR-25の発展系Mk.11 Mod.0 とM110 SASS です。
Mk.11 Mod.0
M110 SASS
本来海軍/海兵隊向けモデルがMk.11、陸軍向けモデルがM110らしいのですが
さらにM110は先述したM39の存在価値をも脅かし、こちらも僅かな期間のみの採用となってしまったようです。
情報協力:Saga様 当該ブログhttp://sag.militaryblog.jp/e202408.html
ソース:http://thefiringline.com/forums/archive/index.php?t-429144.html
Mk11はセーフティがAR-15系統のものと同一タイプで固定フロントサイトを備え、固定ストックのモデルで元々の色は黒、M110はアンビセーフティで折りたたみサイトを備え、ストックエンドが伸縮でき元々の色はカーキかと思います。
Mk.11?
M110?
しかし、この2つの狙撃銃の決定的な違いがわからないのでご存知の方はご一報ください。
どちらも一体型ハンドガードとRASを素早く取り替えることは可能なようです。
Mk.11
セミオートである程度の速射が可能なため接近戦でも一応対応ができます。
結果的にSAM-Rとよく似たシルエットとなりましたが、改修品ではなく新規設計の狙撃銃なので全体的に完成されたものとなっております。
セミオートスナイパーライフルとしては比較的高い精度を誇ります。
M82A3SASRはM2"重機関銃"が狙撃銃として様々な戦場を駆けたことが開発の発端となります。
M2は武器中隊の項でご紹介致しましたが、大口径故の射程から長射程射撃に利用されることも度々ありました。
そしてM2で用いられる12.7mmNATO弾を発射できる軽量、小型な小銃として開発され、現在長距離狙撃などで使用されています。
特徴的な大型マズルブレーキを持ちますが、かつては小さめだったようです。
そしてこのマズルブレーキ、そして12.7mmNATO弾使用銃としては軽量といえど、13kgもの重量があるため口径の割りには反動が小さくある程度の速射がこなせるようです。
これらを運用する狙撃手はギリースーツと呼ばれる戦闘服を製作したりと、偽装には余念がないようです。
狙撃銃についての考察はここで閉じさせていただきます。
次回は投擲兵装についてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ
2014年07月28日
武器中隊③
こんにちは。
今回は広範囲攻撃可能な火器についての考察を始めたいと思います。
武器中隊で運用される榴弾を用いた兵器には迫撃砲、グレネードランチャーがあります。
迫撃砲はM252と呼ばれるもので、山なり射撃をするので稜線の向こう側にまで攻撃でき、5.5kmの射程を誇るため有効な支援火器となります。
続いてグレネードランチャーですが、Mk.19自動擲弾銃というものでヴェトナム戦争の頃から使用されていますが1.5kmの射程、榴弾による破壊力、そして連射性能からか未だ現役です。
口径は一般歩兵のグレネードランチャーと同じ40mmですが、性能は全く異なり、射程に至っては10倍、初速も高いので対人だけではなく対物もこなせる優秀な支援火器です。
武器中隊についての考察はここで閉じさせていただきます。
次回は狙撃銃についてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ
続きを読む
今回は広範囲攻撃可能な火器についての考察を始めたいと思います。
武器中隊で運用される榴弾を用いた兵器には迫撃砲、グレネードランチャーがあります。
迫撃砲はM252と呼ばれるもので、山なり射撃をするので稜線の向こう側にまで攻撃でき、5.5kmの射程を誇るため有効な支援火器となります。
続いてグレネードランチャーですが、Mk.19自動擲弾銃というものでヴェトナム戦争の頃から使用されていますが1.5kmの射程、榴弾による破壊力、そして連射性能からか未だ現役です。
口径は一般歩兵のグレネードランチャーと同じ40mmですが、性能は全く異なり、射程に至っては10倍、初速も高いので対人だけではなく対物もこなせる優秀な支援火器です。
武器中隊についての考察はここで閉じさせていただきます。
次回は狙撃銃についてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ
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2014年07月27日
武器中隊②
こんにちは。
今回は武器中隊のロケットについての考察を始めたいと思います。
ロケットというと宇宙ロケットやロケット花火を連想しがちですが、ミサイルもロケットの一種でロケットに誘導機能を取り付けたものがミサイルです。
閑話休題、武器中隊で取り扱っているロケットにはFGM-148、BGM-71 TOW(Tube-launched, Optically-tracked, Wire-guided)、SMAWなどがあります。
AT-4も滑空砲ですがSMAWのような運用が為されるのでこの項にて考証致します。
FGM-148、通称ジャベリンは対戦車戦闘の際にトップアタックモードと呼ばれる戦車の装甲の薄い上面を狙えるモードがあるのが特徴です。
もちろん、対空目標や地上構造物破壊の為の目標まで直進するダイレクトアタックモードもあります。
命中精度、操作の簡便さには目を見張るものがありますが欠点も多く、22.3kgという大重量、$40000という個人運用兵器としては高額すぎる運用コストなどがあります。
続いてはTOWです。
TOWは有線誘導ミサイルで、ジャベリンのようにロックオンができず、目標に到達するまで操作し続けなければならないといった欠点があります。
しかし、目視による照準で終末地点まで観測できるため比較的命中精度は高いです。
弾が入ったチューブを使い捨てで運用します。
AT-4、SMAWはそれぞれ肩撃ち式の対戦車無反動砲、対戦車ロケットランチャーですが、現在の戦車の装甲は貫けないと言われています。
AT-4の名称は84mmの口径を英語読みし、それぞれアルファベットを充てたものです。
AT-4は使い捨て、SMAWは再利用が可能です。
更にSMAWは射程が長い為、AT-4には重量以外アドバンテージがないようにも感じられますが、単価が安い為もあってかどちらも同程度の使用例があります。
AT-4
SMAW
ロケットについての考察はここで閉じさせていただきます。
次回は迫撃砲等についてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ
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今回は武器中隊のロケットについての考察を始めたいと思います。
ロケットというと宇宙ロケットやロケット花火を連想しがちですが、ミサイルもロケットの一種でロケットに誘導機能を取り付けたものがミサイルです。
閑話休題、武器中隊で取り扱っているロケットにはFGM-148、BGM-71 TOW(Tube-launched, Optically-tracked, Wire-guided)、SMAWなどがあります。
AT-4も滑空砲ですがSMAWのような運用が為されるのでこの項にて考証致します。
FGM-148、通称ジャベリンは対戦車戦闘の際にトップアタックモードと呼ばれる戦車の装甲の薄い上面を狙えるモードがあるのが特徴です。
もちろん、対空目標や地上構造物破壊の為の目標まで直進するダイレクトアタックモードもあります。
命中精度、操作の簡便さには目を見張るものがありますが欠点も多く、22.3kgという大重量、$40000という個人運用兵器としては高額すぎる運用コストなどがあります。
続いてはTOWです。
TOWは有線誘導ミサイルで、ジャベリンのようにロックオンができず、目標に到達するまで操作し続けなければならないといった欠点があります。
しかし、目視による照準で終末地点まで観測できるため比較的命中精度は高いです。
弾が入ったチューブを使い捨てで運用します。
AT-4、SMAWはそれぞれ肩撃ち式の対戦車無反動砲、対戦車ロケットランチャーですが、現在の戦車の装甲は貫けないと言われています。
AT-4の名称は84mmの口径を英語読みし、それぞれアルファベットを充てたものです。
AT-4は使い捨て、SMAWは再利用が可能です。
更にSMAWは射程が長い為、AT-4には重量以外アドバンテージがないようにも感じられますが、単価が安い為もあってかどちらも同程度の使用例があります。
AT-4
SMAW
ロケットについての考察はここで閉じさせていただきます。
次回は迫撃砲等についてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ
続きを読む
2014年07月26日
武器中隊①
こんにちは。
武器中隊所属の火器についての考察を始めたいと思います。
武器中隊では個人で運用するのが難しい大型の火器を運用します。
武器中隊の火器は主に機関銃、榴弾、ロケットに大別されます。
今回は機関銃についてです。
射撃班に配属されるM249は5.56mmNATO弾を使用しますが、武器中隊所属のM240Gは7.62mmNATO弾を使用します。
こちらは中口径の弾薬で射程、破壊力共にバランスがいいですが重量が嵩み、反動も大きいです。
そのため現在は狙撃や機関銃などで主に使われています。
そしてこのM240は中距離での支援射撃や車載機銃として活躍しています。
M249と同じFNH社設計なのでフロント周りなどは特にデザインが似ています。
続いてはM2機関銃です。
こちらは12.7mmNATO弾という米軍の銃弾の規格としては最大の弾薬を使用します。(これ以上の口径のものは「砲」と呼ばれます。)
設計は80年以上昔ですが、単純で比較的軽量なこともあってか未だ第一線で運用されています。
大口径、長射程を誇るため狙撃に使用されたりもしました。
こちらも長距離火力支援、車載機銃として活躍しています。
機銃についての考察はここで閉じさせていただきます。
次回はロケットについてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ
武器中隊所属の火器についての考察を始めたいと思います。
武器中隊では個人で運用するのが難しい大型の火器を運用します。
武器中隊の火器は主に機関銃、榴弾、ロケットに大別されます。
今回は機関銃についてです。
射撃班に配属されるM249は5.56mmNATO弾を使用しますが、武器中隊所属のM240Gは7.62mmNATO弾を使用します。
こちらは中口径の弾薬で射程、破壊力共にバランスがいいですが重量が嵩み、反動も大きいです。
そのため現在は狙撃や機関銃などで主に使われています。
そしてこのM240は中距離での支援射撃や車載機銃として活躍しています。
M249と同じFNH社設計なのでフロント周りなどは特にデザインが似ています。
続いてはM2機関銃です。
こちらは12.7mmNATO弾という米軍の銃弾の規格としては最大の弾薬を使用します。(これ以上の口径のものは「砲」と呼ばれます。)
設計は80年以上昔ですが、単純で比較的軽量なこともあってか未だ第一線で運用されています。
大口径、長射程を誇るため狙撃に使用されたりもしました。
こちらも長距離火力支援、車載機銃として活躍しています。
機銃についての考察はここで閉じさせていただきます。
次回はロケットについてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ
2014年07月25日
支援火器
こんにちは。
今回は分隊支援火器についての考察を始めたいと思います。
分隊支援火器とはAR(Automatic Rifleman)が使用するSAW(squad Automatic Weapon)の事で、現在M249 SAWとM27 IAR(Infantry Automatic Weapon)があります。
まずはM249ですが、FNH(Fabric National Herstal)社で開発されたMINIMI軽機関銃の米軍モデルでAR-15系列と同じ5.56mmNATO弾をベルトリンクを利用し、200発箱型マガジンに装填し使用します。
装弾数が多く、比較的軽量でもしもの際にはSTANAGマガジンも利用できるため現在も第一線で活躍しています。
続いてM27IARですが、こちらはH&K(Heckler&Kock)社で開発されたHk416のバレルを強化延長し、連射継続能力を向上化させたもので、2011年に採用されました。
M27IARは歩兵小銃としては高性能な部類にあたりますが、アサルトライフルを小改良した程度のものなのでベルトリンク給弾ができず、何よりARにとっての大きな役割、機関銃手である事を敵に誇示して囮になることもそのデザイン故に出来なくなってしまいました。
このM27IARが採用された理由は軽量である程度の弾幕が展開でき、遠方からAR-15系列小銃と見分け難いデザインによってARが狙われる危険性を下げる、といったものです。
旧式化したAR-15系列小銃をM27IARで置き換えるためなのでは?といった声も上がっています。
M249、M27は想定戦域が全く異なる為中隊長の裁量でどちらを利用するかが決められるそうです。
分隊支援火器についての考察はここで閉じさせていただきます。
次回は武器中隊所属火器についてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ
今回は分隊支援火器についての考察を始めたいと思います。
分隊支援火器とはAR(Automatic Rifleman)が使用するSAW(squad Automatic Weapon)の事で、現在M249 SAWとM27 IAR(Infantry Automatic Weapon)があります。
まずはM249ですが、FNH(Fabric National Herstal)社で開発されたMINIMI軽機関銃の米軍モデルでAR-15系列と同じ5.56mmNATO弾をベルトリンクを利用し、200発箱型マガジンに装填し使用します。
装弾数が多く、比較的軽量でもしもの際にはSTANAGマガジンも利用できるため現在も第一線で活躍しています。
続いてM27IARですが、こちらはH&K(Heckler&Kock)社で開発されたHk416のバレルを強化延長し、連射継続能力を向上化させたもので、2011年に採用されました。
M27IARは歩兵小銃としては高性能な部類にあたりますが、アサルトライフルを小改良した程度のものなのでベルトリンク給弾ができず、何よりARにとっての大きな役割、機関銃手である事を敵に誇示して囮になることもそのデザイン故に出来なくなってしまいました。
このM27IARが採用された理由は軽量である程度の弾幕が展開でき、遠方からAR-15系列小銃と見分け難いデザインによってARが狙われる危険性を下げる、といったものです。
旧式化したAR-15系列小銃をM27IARで置き換えるためなのでは?といった声も上がっています。
M249、M27は想定戦域が全く異なる為中隊長の裁量でどちらを利用するかが決められるそうです。
分隊支援火器についての考察はここで閉じさせていただきます。
次回は武器中隊所属火器についてのお話です。
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2014年07月24日
小銃
こんにちは。
今回は主力小銃についての考察を始めたいと思います。
まずは米軍全体でヴェトナム戦争以降主力小銃の座を守り続けいているAR-15シリーズの中でもM16ライフル系統についてです。
現在使用されているM16はM16A4と呼ばれるものでA1のフルオート機構を廃し3点バースト化等の改良を施したA2のトップをフラットにし、レイルを配置したうえにハンドガードをM5RASと呼ばれるものに換装したものです。
ちなみにここまでで登場していないM16A3はA2のフルオートモデルです。
M16ライフルは陸軍ではほとんどM4と置き換わっててしまいましたが、海兵隊の伝統を保守する性格、そして長銃身から生まれる高精度な射撃能力が海兵隊の任務の性格に合致しているため未だ半数程度はM16A4が使用され続けています。
続いてはM4ライフル系統についてです。
M4ライフルはM16の銃身を短縮化し、フォールディングストックに換装したようなデザインのものです。
M4ライフルは数年前まで部隊指揮者専用でしたが、現在は上等兵程度でも使用されています。
小銃についての考察はここで閉じさせていただきます。
次回は支援火器についてのお話です。
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今回は主力小銃についての考察を始めたいと思います。
まずは米軍全体でヴェトナム戦争以降主力小銃の座を守り続けいているAR-15シリーズの中でもM16ライフル系統についてです。
現在使用されているM16はM16A4と呼ばれるものでA1のフルオート機構を廃し3点バースト化等の改良を施したA2のトップをフラットにし、レイルを配置したうえにハンドガードをM5RASと呼ばれるものに換装したものです。
ちなみにここまでで登場していないM16A3はA2のフルオートモデルです。
M16ライフルは陸軍ではほとんどM4と置き換わっててしまいましたが、海兵隊の伝統を保守する性格、そして長銃身から生まれる高精度な射撃能力が海兵隊の任務の性格に合致しているため未だ半数程度はM16A4が使用され続けています。
続いてはM4ライフル系統についてです。
M4ライフルはM16の銃身を短縮化し、フォールディングストックに換装したようなデザインのものです。
M4ライフルは数年前まで部隊指揮者専用でしたが、現在は上等兵程度でも使用されています。
小銃についての考察はここで閉じさせていただきます。
次回は支援火器についてのお話です。
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2014年07月22日
海兵隊装備まとめ
こんにちは。
今回は海兵隊一般隊員装備収集の手助けとなるサイト等をご紹介します。
海兵隊装備リスト
http://ciehub.info/equipment/t
http://en.m.wikipedia.org/wiki/List_of_United_States_Marine_Corps_individual_equipment
http://en.m.wikipedia.org/wiki/List_of_weapons_of_the_United_States_Marine_Corps
PDF注意↓ 情報が古いですが基本は同じです。
http://www.newyorkmarinecadets.org/files/Common_Skills_Handbook_USMC.pdf
これらの内容、リンクを全て網羅できるのでしたら現在の当ブログの存在意義がないと思える程の情報量です^^;
私もこれらのサイトに負けないよう装備研究に精励致します!
続いては実際に装備を購入する際に役に立つサイトです。
http://nsn-now.com/Indexing/PublicSearch.aspx
こちらはNSN(National Stock Number)、所謂装備品の製品番号を入力することでそのものの詳細な情報が入手できます。
NSN、もしくはコントラクトナンバーというものが振ってあるか否かで実物、レプリカ等の判別目安にもなります。
個人購入品にはもちろん割り振られていないため、実際の使用例と照らし合わせる必要があります。
そして、装備の基礎となるMCCUUですが、どれもサイズ表記が日本のものとは異なるので
http://www.web-px.jp/free_9_95.html
こちらで自身のサイズを検討してみましょう。
襟章については、
http://www11.plala.or.jp/Gang-Ho/usmc/rank/#1959pre
このようなデザインとなっており、
http://www.toriigarage.com/INSIGNIA/USMC%20GRADE%20RANK/cove-USMC%20GRADE%20RANK.htm
こちらで各種販売されております。
角フラップのグレネードポーチは多くのミリタリーショップで見られますが、現在人気のある丸フラップのM67グレネードポーチは不思議な事に
http://www.okimiri.com/search/detail.php?goods_id=497
http://www.ihagun.net/product/2192
この2つ以外のネットショップではオークション等を含めてもほとんど見かけません。
これ以外の装備品については
http://m.ebay.com
https://www.sekaimon.com
http://auctions.yahoo.co.jp
この3つのいずれかで落札されるのが賢明かと思います。
装備収集のお話はここで閉じさせていただきます。
次回からは武器についてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ
今回は海兵隊一般隊員装備収集の手助けとなるサイト等をご紹介します。
海兵隊装備リスト
http://ciehub.info/equipment/t
http://en.m.wikipedia.org/wiki/List_of_United_States_Marine_Corps_individual_equipment
http://en.m.wikipedia.org/wiki/List_of_weapons_of_the_United_States_Marine_Corps
PDF注意↓ 情報が古いですが基本は同じです。
http://www.newyorkmarinecadets.org/files/Common_Skills_Handbook_USMC.pdf
これらの内容、リンクを全て網羅できるのでしたら現在の当ブログの存在意義がないと思える程の情報量です^^;
私もこれらのサイトに負けないよう装備研究に精励致します!
続いては実際に装備を購入する際に役に立つサイトです。
http://nsn-now.com/Indexing/PublicSearch.aspx
こちらはNSN(National Stock Number)、所謂装備品の製品番号を入力することでそのものの詳細な情報が入手できます。
NSN、もしくはコントラクトナンバーというものが振ってあるか否かで実物、レプリカ等の判別目安にもなります。
個人購入品にはもちろん割り振られていないため、実際の使用例と照らし合わせる必要があります。
そして、装備の基礎となるMCCUUですが、どれもサイズ表記が日本のものとは異なるので
http://www.web-px.jp/free_9_95.html
こちらで自身のサイズを検討してみましょう。
襟章については、
http://www11.plala.or.jp/Gang-Ho/usmc/rank/#1959pre
このようなデザインとなっており、
http://www.toriigarage.com/INSIGNIA/USMC%20GRADE%20RANK/cove-USMC%20GRADE%20RANK.htm
こちらで各種販売されております。
角フラップのグレネードポーチは多くのミリタリーショップで見られますが、現在人気のある丸フラップのM67グレネードポーチは不思議な事に
http://www.okimiri.com/search/detail.php?goods_id=497
http://www.ihagun.net/product/2192
この2つ以外のネットショップではオークション等を含めてもほとんど見かけません。
これ以外の装備品については
http://m.ebay.com
https://www.sekaimon.com
http://auctions.yahoo.co.jp
この3つのいずれかで落札されるのが賢明かと思います。
装備収集のお話はここで閉じさせていただきます。
次回からは武器についてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ
2014年07月21日
背面
こんにちは。
今回はバックパックについての考察を始めたいと思います。
まずはハイドレーションシステムです。
ハイドレーションシステムはSOURCE社によって納入され、3Lの液体を背負える袋を備えたバッグです。
デザインは主に2つあり、背負うと肩にあたる部分が少し異なります。
ボディアーマーの上から背負ったり、ボディアーマーに直接接続したりと、持ち運び方は様々です。
続いて2005年に採用されたこちらはILBE(Improved Load Bearing Equipment)と呼ばれるもので、メインパックとアサルトパックから成り、作戦期間や用途に合わせた使用がなされます。
そして2011年、その後継となるFILBE(Family of Improved Load Bearing Equipment)が採用されました。
フレームが金属から樹脂製のものに、カラーもウッドランドマーパットからコヨーテへ変更されました。
ILBEはインターナルフレームバッグ、FILBEはALICEパックと呼ばれるものを参考に作られました。
FILBEシステムはメインパック、アサルトパック、ハイドレーションパック、ウォーベルト、その他ポーチから成りますがいずれもMOLLE接続が出来るなど高度にシステム化されており、それぞれ単体での使用も多く見られます。
特にFILBEシステムのCamelbak社ハイドレーションパックは以前までのハイドレーションシステムをほぼ全て取って変わるほど人気があります。
ウォーベルトも装備の幅を広げやすいためか使用例が多いです。
また、どちらのメインパック、アサルトパックもハイドレーションシステムとしても使えるようになっております。
バックパックについての考察はここで閉じさせていただきます。
一般海兵隊員の中で最も基本となる装備は一通りご紹介致しましたので、次回は実際に再現する際に役立つサイト等をご紹介します。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ 続きを読む
今回はバックパックについての考察を始めたいと思います。
まずはハイドレーションシステムです。
ハイドレーションシステムはSOURCE社によって納入され、3Lの液体を背負える袋を備えたバッグです。
デザインは主に2つあり、背負うと肩にあたる部分が少し異なります。
ボディアーマーの上から背負ったり、ボディアーマーに直接接続したりと、持ち運び方は様々です。
続いて2005年に採用されたこちらはILBE(Improved Load Bearing Equipment)と呼ばれるもので、メインパックとアサルトパックから成り、作戦期間や用途に合わせた使用がなされます。
そして2011年、その後継となるFILBE(Family of Improved Load Bearing Equipment)が採用されました。
フレームが金属から樹脂製のものに、カラーもウッドランドマーパットからコヨーテへ変更されました。
ILBEはインターナルフレームバッグ、FILBEはALICEパックと呼ばれるものを参考に作られました。
FILBEシステムはメインパック、アサルトパック、ハイドレーションパック、ウォーベルト、その他ポーチから成りますがいずれもMOLLE接続が出来るなど高度にシステム化されており、それぞれ単体での使用も多く見られます。
特にFILBEシステムのCamelbak社ハイドレーションパックは以前までのハイドレーションシステムをほぼ全て取って変わるほど人気があります。
ウォーベルトも装備の幅を広げやすいためか使用例が多いです。
また、どちらのメインパック、アサルトパックもハイドレーションシステムとしても使えるようになっております。
バックパックについての考察はここで閉じさせていただきます。
一般海兵隊員の中で最も基本となる装備は一通りご紹介致しましたので、次回は実際に再現する際に役立つサイト等をご紹介します。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ 続きを読む
タグ :COYOTE
2014年07月20日
ポーチ③
こんにちは。
今回は使用頻度が高いポーチについての考察を始めたいと思います。
まずは、IFAK(Individual First Aid Kit)です。
こちらは2003年頃採用されたもので、負傷者に簡単な応急処置をとれるようになっております。
所謂衛生兵や軍医といった専門職の隊員が持ち運ぶものではなく、全員に支給されているものです。
そして2011頃採用された改良版IFAKもあります。
内容量増加により一回り大きくなり、ファステックスも黒だとNV(Night Vision)で見た際に輝いてしまうためカーキに変更されました。
このキットに内蔵された止血帯は世代毎にC-A-T(Combat Application Tourniquet),SOFTT(Special Operations Forces Tactical Tourniquet),SOFTT-W(Special Operations Forces Tactical Tourniquet 1.5 inch-Wide)と遷移してきました。
これらの止血帯はボディアーマーなどすぐ使える位置に配置する例が多いです。
CATでは樹脂製の巻き上げ棒が使用されていたので強度に問題があり、使い捨てでした。また、マジックテープで固定してあるのでいざという時に展開しにくく、複数人での利用が前提でした。
しかし、SOFTT,SOFTT-Wは巻き上げ棒を金属へ変更し、バックル利用方式を採ったため一人での作業が可能となりました。
Wは更にベルトを幅広にし、軽量化がなされたものです。
CATは先端が赤いものがあり、以前は黒いものが一般的でしたが2013年頃に赤いもの(所謂赤ペロ)が多く見られました。
その後、SOFTT,SOFTT-Wが採用され、現在はこちらが主流です。
IFAKには様々なものが入っていますが、包帯など止血帯以外のものはあまり外へは出していません。
続いてはダンプポーチについてです。
ダンプポーチもやはり2種類あり、新型、旧型採用時期に差がある割にはどちらとも使用例が多いです。
1つ目はCSM ダンプポーチです。
こちらはシンプルな大きめの袋です。
もう1つのほうは2010年頃採用の新型で、若干細長いデザインとなっており、エラスティックウェビングが特徴的です。
どちらも使用しない時は3つ折りにしてベルクロで固定でき、入り口をすぼめるゴムがあり、内外2枚のナイロンで構成されているため強度はかなり高いです。
主に空になった弾倉を収納しますが、空弾倉以外にも小物を入れるのにも使われており、汎用性が高いです。
ダンプポーチはやはりMOLLEに接続しますが、普通のポーチが波状に挿入してボタン留めするのに対してこちらはベルクロで輪を作り、そのうえでボタン留めするようになっており、大重量を支えられます。
ここまでお話したマガジンポーチ、グレネードポーチ、IFAKポーチ、ダンプポーチはマイナーチェンジはあれども現行の前線の兵士は場所、年代を問わずほぼ全員が使用しています。
基本的なポーチについての考察はここで閉じさせていただきます。
次回は背中の装備についてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ 続きを読む
今回は使用頻度が高いポーチについての考察を始めたいと思います。
まずは、IFAK(Individual First Aid Kit)です。
こちらは2003年頃採用されたもので、負傷者に簡単な応急処置をとれるようになっております。
所謂衛生兵や軍医といった専門職の隊員が持ち運ぶものではなく、全員に支給されているものです。
そして2011頃採用された改良版IFAKもあります。
内容量増加により一回り大きくなり、ファステックスも黒だとNV(Night Vision)で見た際に輝いてしまうためカーキに変更されました。
このキットに内蔵された止血帯は世代毎にC-A-T(Combat Application Tourniquet),SOFTT(Special Operations Forces Tactical Tourniquet),SOFTT-W(Special Operations Forces Tactical Tourniquet 1.5 inch-Wide)と遷移してきました。
これらの止血帯はボディアーマーなどすぐ使える位置に配置する例が多いです。
CATでは樹脂製の巻き上げ棒が使用されていたので強度に問題があり、使い捨てでした。また、マジックテープで固定してあるのでいざという時に展開しにくく、複数人での利用が前提でした。
しかし、SOFTT,SOFTT-Wは巻き上げ棒を金属へ変更し、バックル利用方式を採ったため一人での作業が可能となりました。
Wは更にベルトを幅広にし、軽量化がなされたものです。
CATは先端が赤いものがあり、以前は黒いものが一般的でしたが2013年頃に赤いもの(所謂赤ペロ)が多く見られました。
その後、SOFTT,SOFTT-Wが採用され、現在はこちらが主流です。
IFAKには様々なものが入っていますが、包帯など止血帯以外のものはあまり外へは出していません。
続いてはダンプポーチについてです。
ダンプポーチもやはり2種類あり、新型、旧型採用時期に差がある割にはどちらとも使用例が多いです。
1つ目はCSM ダンプポーチです。
こちらはシンプルな大きめの袋です。
もう1つのほうは2010年頃採用の新型で、若干細長いデザインとなっており、エラスティックウェビングが特徴的です。
どちらも使用しない時は3つ折りにしてベルクロで固定でき、入り口をすぼめるゴムがあり、内外2枚のナイロンで構成されているため強度はかなり高いです。
主に空になった弾倉を収納しますが、空弾倉以外にも小物を入れるのにも使われており、汎用性が高いです。
ダンプポーチはやはりMOLLEに接続しますが、普通のポーチが波状に挿入してボタン留めするのに対してこちらはベルクロで輪を作り、そのうえでボタン留めするようになっており、大重量を支えられます。
ここまでお話したマガジンポーチ、グレネードポーチ、IFAKポーチ、ダンプポーチはマイナーチェンジはあれども現行の前線の兵士は場所、年代を問わずほぼ全員が使用しています。
基本的なポーチについての考察はここで閉じさせていただきます。
次回は背中の装備についてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ 続きを読む
タグ :COYOTE
2014年07月19日
ポーチ②
こんにちは。
今回はグレネードポーチについての考察を始めたいと思います。
ハンドグレネードポーチには2種類あり、デザインが似ているのに名称がそれぞれ異なります。
1つはシングルフラググレネードポーチと呼ばれるもので、SPC以降はあまり見かけません。
特徴は中央のファステックスと、角ばった大きなフラップです。
もう1つはM67グレネードポーチと呼ばれるもので、現在最も良くみられるポーチです。
特徴はやはり中央のファステックスが挙げられますがこちらはフラップが丸く、ベルクロが付けられているためファステックスを留めなくてもグレネードを保持できます。
素材も柔らかいものとなっております。
これらのポーチはとても人気があり、マガジンポーチすら装着していないボディアーマーにもこのポーチだけは必ずと言ってもいいほど装着されています。
理由は小ささ故に余ったMOLLEのどこにでも装着でき、グレネードポーチとしてだけでなく、タバコ等の小物入れとしてやショートマガジンポーチ、ハイドレーションシステムの吸入口を引っ掛ける事などにも利用されており、その汎用性の高さからグレネードを携行せずともとりあえずポーチだけは付けている隊員が多い為です。
M203などの射手は40mmグレネードポーチというマガジンポーチを小型化させたようなデザインのポーチを利用する事が多いです。
グレネードだけでなくフラッシュ、スモーク、フレア等専用のポーチもそれぞれ官給品でありますが、使用例が少ないのでまたの機会にお話します。
グレネードポーチついての考察はここで閉じさせていただきます。
次回はその他利用頻度が高いポーチについてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ
今回はグレネードポーチについての考察を始めたいと思います。
ハンドグレネードポーチには2種類あり、デザインが似ているのに名称がそれぞれ異なります。
1つはシングルフラググレネードポーチと呼ばれるもので、SPC以降はあまり見かけません。
特徴は中央のファステックスと、角ばった大きなフラップです。
もう1つはM67グレネードポーチと呼ばれるもので、現在最も良くみられるポーチです。
特徴はやはり中央のファステックスが挙げられますがこちらはフラップが丸く、ベルクロが付けられているためファステックスを留めなくてもグレネードを保持できます。
素材も柔らかいものとなっております。
これらのポーチはとても人気があり、マガジンポーチすら装着していないボディアーマーにもこのポーチだけは必ずと言ってもいいほど装着されています。
理由は小ささ故に余ったMOLLEのどこにでも装着でき、グレネードポーチとしてだけでなく、タバコ等の小物入れとしてやショートマガジンポーチ、ハイドレーションシステムの吸入口を引っ掛ける事などにも利用されており、その汎用性の高さからグレネードを携行せずともとりあえずポーチだけは付けている隊員が多い為です。
M203などの射手は40mmグレネードポーチというマガジンポーチを小型化させたようなデザインのポーチを利用する事が多いです。
グレネードだけでなくフラッシュ、スモーク、フレア等専用のポーチもそれぞれ官給品でありますが、使用例が少ないのでまたの機会にお話します。
グレネードポーチついての考察はここで閉じさせていただきます。
次回はその他利用頻度が高いポーチについてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ
タグ :COYOTE
2014年07月18日
ポーチ①
こんにちは。
今回からはポーチについての考察を始めたいと思います。
ボディアーマーの項で紹介したMOLLEの恩恵で支給品、個人購入のものなど様々なポーチが簡単に装着出来るようになりました。
そのため、ここではSPC採用頃から現在までの所謂現行装備のポーチの中でも官給品、支給品等と呼ばれるもの、更に独断と偏見から多くの隊員に使用されていると考えられるものに限定してお話します。
更に分隊内の役割によっては主要なポーチの編成が大きく異なる為、こちら
http://kcompany.blog.fc2.com/blog-entry-29.html
のブログ様も参考になるかと思います。
今回はマガジンポーチについてです。
マガジンポーチは個人購入のものを含めると砲兵等を含めたほぼ全員が使用しています。
一番スタンダードなこちらはSTANAGタイプのマガジンを2本ずつ収納でき、固定ゴムが硬いために切り取られてしまったり、フラップを内部にしまい込んでスピードリロード出来るようにしたり、無線機やペットボトルを入れたりなど、隊員それぞれのスタイルに合わせて運用されている模様です。
納入先によりデザインが若干異なりますが、基本はFire Force/EAGLE社のもののようなフラップの白いものが使われます。
ノーブランドの色の濃いフラップのものはSPC採用後だと使用例が少なく、OTV、MTVの転換期の頃に多く見られたように感じます。
AR(Automatic Rifleman)以外はマガジンを6本以上携行するため他のものと併用しない場合は3つ以上装着しています。
ARの中でもM27IARと呼ばれるSTANAGマガジンを使用するSAW(Squad Automatic Weapon)を使用する隊員はこのマガジンポーチを利用しますが、伏射しやすい様にかボディアーマーのサイドに寄せて装着している例が多いです。
そしてARの中でもM249等を利用する隊員は200RDマガジンポーチと呼ばれる大型のマガジンポーチを2つ程度携行します。
銃本体や弾丸が重い為ポーチ携行総量は少な目です。
ポーチについての考察は一旦ここで閉じさせていただきます。
次回はグレネードポーチについてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ
今回からはポーチについての考察を始めたいと思います。
ボディアーマーの項で紹介したMOLLEの恩恵で支給品、個人購入のものなど様々なポーチが簡単に装着出来るようになりました。
そのため、ここではSPC採用頃から現在までの所謂現行装備のポーチの中でも官給品、支給品等と呼ばれるもの、更に独断と偏見から多くの隊員に使用されていると考えられるものに限定してお話します。
更に分隊内の役割によっては主要なポーチの編成が大きく異なる為、こちら
http://kcompany.blog.fc2.com/blog-entry-29.html
のブログ様も参考になるかと思います。
今回はマガジンポーチについてです。
マガジンポーチは個人購入のものを含めると砲兵等を含めたほぼ全員が使用しています。
一番スタンダードなこちらはSTANAGタイプのマガジンを2本ずつ収納でき、固定ゴムが硬いために切り取られてしまったり、フラップを内部にしまい込んでスピードリロード出来るようにしたり、無線機やペットボトルを入れたりなど、隊員それぞれのスタイルに合わせて運用されている模様です。
納入先によりデザインが若干異なりますが、基本はFire Force/EAGLE社のもののようなフラップの白いものが使われます。
ノーブランドの色の濃いフラップのものはSPC採用後だと使用例が少なく、OTV、MTVの転換期の頃に多く見られたように感じます。
AR(Automatic Rifleman)以外はマガジンを6本以上携行するため他のものと併用しない場合は3つ以上装着しています。
ARの中でもM27IARと呼ばれるSTANAGマガジンを使用するSAW(Squad Automatic Weapon)を使用する隊員はこのマガジンポーチを利用しますが、伏射しやすい様にかボディアーマーのサイドに寄せて装着している例が多いです。
そしてARの中でもM249等を利用する隊員は200RDマガジンポーチと呼ばれる大型のマガジンポーチを2つ程度携行します。
銃本体や弾丸が重い為ポーチ携行総量は少な目です。
ポーチについての考察は一旦ここで閉じさせていただきます。
次回はグレネードポーチについてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ
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2014年07月17日
プレートキャリア
こんにちは。
今回はプレートキャリアについての考察を始めたいと思います。
胴全体を覆い、様々な脅威から身体を守るのが目的だったベスト系統の設計思想とは異なり、防弾プレートを保持する為だけの軽量なボディアーマーをプレートキャリアと呼びます。
即応性、機動性が重要な海兵隊はこの軽量なボディアーマーに目を付けました。
そしてSPC(Scalable Plate Carrier)を2008年から試用し、2009年には本格的に使用されるようになりました。
SPCはそれまでのベストとは異なり防弾面が少ないですが、かなり軽量な為隊員から重宝されたようです。
しかし、カマーバンドはサイドSAPIが外付けでポーチを配置するのに非常に邪魔だったためか、内部に収納出来るMTVのものと変更する改造が成されたものがほとんどです。
SPCにはグローインプロテクターが付属していないため、これもMTVやOTVから移植することがあり、SPC使用例の半数程度は装着した状態のものです。
胸に大きな四角のベルクロがあるので大抵ネームパッチを使用します。
ネームパッチについてはまたの機会に……
SPCの後継にISPC(Improved Scalable Plate Carrier)というものがあるという情報がありますが、調べてみると従来のSPCにMTVのようにSAPIを内蔵出来るよう改良された新型SPC用カマーバンドを取り付けたもの、もしくは後述するMCPCをSPCの改良と勘違いしたと思われる海外の記事がいくつかありましたので、実態は不明です。(米Wikipediaでは納入されたと記載)
そしてSPCの成功を経て2012年頃新規開発されたのがPC(Plate Carrier)です。
PCでは名称がわかりにくい為、日本ではMCPC(Marine Corps Plate Carrier)と呼ばれる事もあるので当ブログでもMCPCの略称を便宜的に使用させていただきますが、現場には通じない略称ですので、悪しからず。
MCPCは防弾面積、対砲弾性能を向上させたものです。
そしてSPCとは胸のベルクロの形状が変更されたので、ネームパッチも新規設定する大隊も多いです。
さて、ベストの中でお話していなかったIMTV(Improved Modular Tactical Vest)はMCPCと同時期採用で、デザインもほぼ同じものとなってしまいました。
どちらもSPC、MTV等を参考に入れ、機動性重視のプレートキャリアの防御性能を上げたMCPC、防御性能重視のベストを軽量化し機動性を上げたIMTVが結果として似たもの同士となってしまったようです。
違いはほぼありませんが、MCPCの首、胴部分の防御面積を増やし、その分ショルダーストラップ等の負担が掛かる部分を強化したものがIMTVといったところでしょうか?
こちらのブログ様でも紹介されています。
http://marinexmarinexmarine.militaryblog.jp/e410296.html
IMTVは後方支援などにまわされてしまった模様です。
ボディアーマーの主流の期間について纏めるとおよそ
OTV 2002-2006
MTV 2006-2013
SPC 2009-2013
IMTV/MCPC2012-
といった具合ですね。
プレートキャリアについての考察はここで閉じさせていただきます。
次回はポーチについてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ 続きを読む
今回はプレートキャリアについての考察を始めたいと思います。
胴全体を覆い、様々な脅威から身体を守るのが目的だったベスト系統の設計思想とは異なり、防弾プレートを保持する為だけの軽量なボディアーマーをプレートキャリアと呼びます。
即応性、機動性が重要な海兵隊はこの軽量なボディアーマーに目を付けました。
そしてSPC(Scalable Plate Carrier)を2008年から試用し、2009年には本格的に使用されるようになりました。
SPCはそれまでのベストとは異なり防弾面が少ないですが、かなり軽量な為隊員から重宝されたようです。
しかし、カマーバンドはサイドSAPIが外付けでポーチを配置するのに非常に邪魔だったためか、内部に収納出来るMTVのものと変更する改造が成されたものがほとんどです。
SPCにはグローインプロテクターが付属していないため、これもMTVやOTVから移植することがあり、SPC使用例の半数程度は装着した状態のものです。
胸に大きな四角のベルクロがあるので大抵ネームパッチを使用します。
ネームパッチについてはまたの機会に……
SPCの後継にISPC(Improved Scalable Plate Carrier)というものがあるという情報がありますが、調べてみると従来のSPCにMTVのようにSAPIを内蔵出来るよう改良された新型SPC用カマーバンドを取り付けたもの、もしくは後述するMCPCをSPCの改良と勘違いしたと思われる海外の記事がいくつかありましたので、実態は不明です。(米Wikipediaでは納入されたと記載)
そしてSPCの成功を経て2012年頃新規開発されたのがPC(Plate Carrier)です。
PCでは名称がわかりにくい為、日本ではMCPC(Marine Corps Plate Carrier)と呼ばれる事もあるので当ブログでもMCPCの略称を便宜的に使用させていただきますが、現場には通じない略称ですので、悪しからず。
MCPCは防弾面積、対砲弾性能を向上させたものです。
そしてSPCとは胸のベルクロの形状が変更されたので、ネームパッチも新規設定する大隊も多いです。
さて、ベストの中でお話していなかったIMTV(Improved Modular Tactical Vest)はMCPCと同時期採用で、デザインもほぼ同じものとなってしまいました。
どちらもSPC、MTV等を参考に入れ、機動性重視のプレートキャリアの防御性能を上げたMCPC、防御性能重視のベストを軽量化し機動性を上げたIMTVが結果として似たもの同士となってしまったようです。
違いはほぼありませんが、MCPCの首、胴部分の防御面積を増やし、その分ショルダーストラップ等の負担が掛かる部分を強化したものがIMTVといったところでしょうか?
こちらのブログ様でも紹介されています。
http://marinexmarinexmarine.militaryblog.jp/e410296.html
IMTVは後方支援などにまわされてしまった模様です。
ボディアーマーの主流の期間について纏めるとおよそ
OTV 2002-2006
MTV 2006-2013
SPC 2009-2013
IMTV/MCPC2012-
といった具合ですね。
プレートキャリアについての考察はここで閉じさせていただきます。
次回はポーチについてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ 続きを読む
2014年07月16日
ベスト
こんにちは。
今回はベストについての考察を始めたいと思います。
MARPAT登場と同時期に米軍ではMOLLEシステムが登場しました。
米軍は以前からポーチを状況に応じて着脱出来るようシステム化する努力を重ね、ピストルベルトやLC-2などを経て開発されたMOLLEシステムは以前までのものより格段に装備の幅を広げました。
そしてそのMOLLEを使用したベスト、OTV(Outer Tactical Vest)が採用されました。SAPI(Small Arms Protective Insert) と合わせたこのベスト全体はIBA(Interceptor Body Armor)
とも呼ばれます。
海兵隊は現在、ベストやポーチ類は一部の個人購入など例外を除きコヨーテカラーで統一されていますが、OTV採用当初はMARPATが完全普及していなかった為かウッドランドのものも見られます。
多数が採用されましたが、肝心のMOLLEシステムが前開きのベスト故に重量をかけ過ぎると開いていしまうという欠点が発覚したためFLCというチョッキが開発されました。
そしてその後、2004年頃MTV(Modular Tactical Vest)が採用されました。詳しい内容は
http://sher.militaryblog.jp/e77081.html
こちらのブログ様で取り上げられております。
MTVの採用から間を置き、2012年頃IMTV(Improved Modular Tactical Vest)
が採用されました。
IMTVは少し系統が違うので詳しくは次回お話します。
ベストというものはは基本的に防弾、対爆風対策がしっかりとなされたものなので、新型の軽量なものができても砲兵部隊では長らく使用され続ける事が多いです。
OTV、MTVは第一線は退きましたが未だに現役なようです。
ベストについての考察はここで閉じさせていただきます。
次回はプレートキャリアについてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ 続きを読む
今回はベストについての考察を始めたいと思います。
MARPAT登場と同時期に米軍ではMOLLEシステムが登場しました。
米軍は以前からポーチを状況に応じて着脱出来るようシステム化する努力を重ね、ピストルベルトやLC-2などを経て開発されたMOLLEシステムは以前までのものより格段に装備の幅を広げました。
そしてそのMOLLEを使用したベスト、OTV(Outer Tactical Vest)が採用されました。SAPI(Small Arms Protective Insert) と合わせたこのベスト全体はIBA(Interceptor Body Armor)
とも呼ばれます。
海兵隊は現在、ベストやポーチ類は一部の個人購入など例外を除きコヨーテカラーで統一されていますが、OTV採用当初はMARPATが完全普及していなかった為かウッドランドのものも見られます。
多数が採用されましたが、肝心のMOLLEシステムが前開きのベスト故に重量をかけ過ぎると開いていしまうという欠点が発覚したためFLCというチョッキが開発されました。
そしてその後、2004年頃MTV(Modular Tactical Vest)が採用されました。詳しい内容は
http://sher.militaryblog.jp/e77081.html
こちらのブログ様で取り上げられております。
MTVの採用から間を置き、2012年頃IMTV(Improved Modular Tactical Vest)
が採用されました。
IMTVは少し系統が違うので詳しくは次回お話します。
ベストというものはは基本的に防弾、対爆風対策がしっかりとなされたものなので、新型の軽量なものができても砲兵部隊では長らく使用され続ける事が多いです。
OTV、MTVは第一線は退きましたが未だに現役なようです。
ベストについての考察はここで閉じさせていただきます。
次回はプレートキャリアについてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ 続きを読む
2014年07月15日
ヘルメットの装飾
こんにちは。
今回はヘルメットの装飾についての考察を始めたいと思います。
先述したヘルメットは単体で使用する事は特殊部隊等を除き一般的ではありません。
では、どの様に使用するのかと言うと、
カバーをかけます。
このカバーはリバーシブルとなっており、その場に応じて選択します。
しかし、カバーのみでの使用は訓練等や砲兵以外ではほぼ見られず、実際には
NVG(Night vision Goggle)マウントを付けます。
PASGT/LWH用、ACH/ECH用でデザインは違いますが、後述するものは全てNorotos社製品です。
ベルト、フックも使用できますが、ネジ留めだけしている例が多いです。
PASGT/LWH用は
通称黒マウント、一般的なものです。
通称金マウント、最近見かけるようになりました。
ACH/ECH用は陸軍で使用されている黒マウントはあまり使われず、
金色のマウントが一般的です。
特殊では Shroud というおにぎり型のものを使うそうです。
一般のヘルメットを更に観察すると、マウントのみならずNVGアームを取り付けている隊員もいます。
そして、ESS社製ゴーグルをアームで固定しているものも多く見られます。
こちらのゴーグルはカーキが一般的ですが、稀に黒色のものを使用している例もあります。
そして、ヘルメットカバーをしっかり張るのにヘルメットバンドを利用しているものも多いです。
コヨーテ、グリーンの2色がありますが、ウッドランド、デザートのカバーそれぞれでそれぞれの色のものが確認されています。
ゴーグルやバンドはズレないようにタイラップ、ブーツブラウザ、アリスクリップなどで固定されていたり、カバーに切れ込みを入れて内部にしまいこんでいるものがみられ、実に個性的です。
光学機器や光学機器脱落防止マウントを着けている例もありますが、それはまた別の機会に……
ヘルメットの装飾についての考察はここで閉じさせていただきます。
次回はボディアーマーについてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ
今回はヘルメットの装飾についての考察を始めたいと思います。
先述したヘルメットは単体で使用する事は特殊部隊等を除き一般的ではありません。
では、どの様に使用するのかと言うと、
カバーをかけます。
このカバーはリバーシブルとなっており、その場に応じて選択します。
しかし、カバーのみでの使用は訓練等や砲兵以外ではほぼ見られず、実際には
NVG(Night vision Goggle)マウントを付けます。
PASGT/LWH用、ACH/ECH用でデザインは違いますが、後述するものは全てNorotos社製品です。
ベルト、フックも使用できますが、ネジ留めだけしている例が多いです。
PASGT/LWH用は
通称黒マウント、一般的なものです。
通称金マウント、最近見かけるようになりました。
ACH/ECH用は陸軍で使用されている黒マウントはあまり使われず、
金色のマウントが一般的です。
特殊では Shroud というおにぎり型のものを使うそうです。
一般のヘルメットを更に観察すると、マウントのみならずNVGアームを取り付けている隊員もいます。
そして、ESS社製ゴーグルをアームで固定しているものも多く見られます。
こちらのゴーグルはカーキが一般的ですが、稀に黒色のものを使用している例もあります。
そして、ヘルメットカバーをしっかり張るのにヘルメットバンドを利用しているものも多いです。
コヨーテ、グリーンの2色がありますが、ウッドランド、デザートのカバーそれぞれでそれぞれの色のものが確認されています。
ゴーグルやバンドはズレないようにタイラップ、ブーツブラウザ、アリスクリップなどで固定されていたり、カバーに切れ込みを入れて内部にしまいこんでいるものがみられ、実に個性的です。
光学機器や光学機器脱落防止マウントを着けている例もありますが、それはまた別の機会に……
ヘルメットの装飾についての考察はここで閉じさせていただきます。
次回はボディアーマーについてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ
2014年07月14日
ヘルメット
こんにちは。
今回はヘルメットについての考察を始めたいと思います。
ヘルメットは兵士を防御する重要なものとして進化してきました。
そして、20世紀末に開発されたPASGT(Personnel Armor System for Ground Troops)ヘルメットが現在採用されているヘルメットの元となり、2008年に海兵隊からは現役を退きました。
海兵隊で現在使用されているヘルメットは3つあります。
1つはLWH(Light Weight Helmet)と呼ばれるもので、読んで字の如くPASGTヘルメットの軽量化と改良を加えられたものです。
こちらは2003年末に採用され、前期型と後期型があり、前期型ではクラウン・パット方式でしたが、後期型ではパッド式に変更されています。また、最近チンストラップもグリーンのものからコヨーテのものへと変更されました。
外観上の特徴は先述したチンストラップを除きPASGTヘルメットにそっくりです。
そしてPASGTから袂を分かつ存在としてMICH(modular integrated communications helmet)があります。
こちらは一般海兵隊員に支給されていないので詳細は省きますが、PASGTヘルメットを改良し、内部にパットを敷き、LWHとは異なるチンストラップを使用、ツバを無くして耳の切り欠きを大きくしたものです。
そしてこのヘルメットの改良版、ACH(modular integrated communications helmet)が現在海兵隊で使用されているもう一つのヘルメットです。
海兵隊ではあまり人気がないようで、LWHと比べて使用例が少ないです。
特徴はやはりMICHとほぼ同じです。
そしてACHのデザインを受け継ぎ、チンストラップをLWHと同等なものに変更し、防弾性能を大幅に改良し、小銃弾程度まで耐えられるヘルメットが最新のECH(Enhanced Combat Helmet)です。
ヘルメットについての考察はここで閉じさせていただきます。
次回はヘルメットの装飾についてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ 続きを読む
今回はヘルメットについての考察を始めたいと思います。
ヘルメットは兵士を防御する重要なものとして進化してきました。
そして、20世紀末に開発されたPASGT(Personnel Armor System for Ground Troops)ヘルメットが現在採用されているヘルメットの元となり、2008年に海兵隊からは現役を退きました。
海兵隊で現在使用されているヘルメットは3つあります。
1つはLWH(Light Weight Helmet)と呼ばれるもので、読んで字の如くPASGTヘルメットの軽量化と改良を加えられたものです。
こちらは2003年末に採用され、前期型と後期型があり、前期型ではクラウン・パット方式でしたが、後期型ではパッド式に変更されています。また、最近チンストラップもグリーンのものからコヨーテのものへと変更されました。
外観上の特徴は先述したチンストラップを除きPASGTヘルメットにそっくりです。
そしてPASGTから袂を分かつ存在としてMICH(modular integrated communications helmet)があります。
こちらは一般海兵隊員に支給されていないので詳細は省きますが、PASGTヘルメットを改良し、内部にパットを敷き、LWHとは異なるチンストラップを使用、ツバを無くして耳の切り欠きを大きくしたものです。
そしてこのヘルメットの改良版、ACH(modular integrated communications helmet)が現在海兵隊で使用されているもう一つのヘルメットです。
海兵隊ではあまり人気がないようで、LWHと比べて使用例が少ないです。
特徴はやはりMICHとほぼ同じです。
そしてACHのデザインを受け継ぎ、チンストラップをLWHと同等なものに変更し、防弾性能を大幅に改良し、小銃弾程度まで耐えられるヘルメットが最新のECH(Enhanced Combat Helmet)です。
ヘルメットについての考察はここで閉じさせていただきます。
次回はヘルメットの装飾についてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ 続きを読む
2014年07月13日
帽子
こんにちは。
今回はヘッドウェアの中でも特に帽子についての考察を始めたいと思います。
まずは頭本体、すなわち髪型についてです。
基本的に下士官は”ジャーヘッド”と呼ばれるものにします。
帽子についてですが、主に2種類あり1つ目は八角帽と呼ばれるものです。
伝統があり、糊を使いて8つの角をしっかりと尖らせる事が重要です。あまり深く被らないことも特徴です。
主に訓練時や、内地での勤務時に着用します。
もう一つはブーニーハットと呼ばれる麦わら帽子のようにつばが広い帽子です。
こちらも勤務時の日差し予防や訓練でよく愛用されていますが、スナイパーなど特殊な任務に従事する隊員はヘルメットでは偽装効果が保てないために稀に前線で使用します。
帽子についての考察はここで閉じさせていただきます。
次回はヘルメットについてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ 続きを読む
今回はヘッドウェアの中でも特に帽子についての考察を始めたいと思います。
まずは頭本体、すなわち髪型についてです。
基本的に下士官は”ジャーヘッド”と呼ばれるものにします。
帽子についてですが、主に2種類あり1つ目は八角帽と呼ばれるものです。
伝統があり、糊を使いて8つの角をしっかりと尖らせる事が重要です。あまり深く被らないことも特徴です。
主に訓練時や、内地での勤務時に着用します。
もう一つはブーニーハットと呼ばれる麦わら帽子のようにつばが広い帽子です。
こちらも勤務時の日差し予防や訓練でよく愛用されていますが、スナイパーなど特殊な任務に従事する隊員はヘルメットでは偽装効果が保てないために稀に前線で使用します。
帽子についての考察はここで閉じさせていただきます。
次回はヘルメットについてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ 続きを読む
タグ :MARPAT
2014年07月12日
靴
こんにちは。
今回は足回りについての考察を始めたいと思います。
2002年頃採用されたこちらは
Hot Weather Steel Toe Boots/Marine Corps Boots/Desert Boots/Coyote Boots などの名前で知られています。
踵部分のグローバルアンカー、着脱し易いスピードレース仕様などが特徴的なブーツです。
belleville社他数社から納品されています。
そしてこちらは
RAT(Rugged All Terrain) Boots
2011年頃からWellco/BATES/Danner などから納品されていたブーツです。
先ほどのブーツと概要は変わりませんが、踵、つま先部分に補強が加えられています。
残念ながらBATES社のものではリコールがあり、2014年初頭に生産中止となってしまいました。
そして最近は、海兵隊新型ブーツ制作の動きもあります。
紹介したブーツの左足にはドッグタグをこのように装着します。
首に付けるとうるさい上、頭が飛ばされた際に個人を認識できなくなる為だそうです。
靴下についてですが、主にコヨーテカラーの支給品、白色の冬季防寒用のもの、少数ですが個人購入品などがあります。
ブーツとパンツとの結合部はこのようにブーツブラウザを利用して止める事になっており、一般、特に水とあまり触れ合わない部隊では大抵しっかりと裾の処理が行われています。
特殊や揚陸任務で水が溜まる恐れがある部隊では処理が甘い事も多々あります。
足回りについての考察はここで閉じさせていただきます。
次回からはヘッドウェアについてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ 続きを読む
今回は足回りについての考察を始めたいと思います。
2002年頃採用されたこちらは
Hot Weather Steel Toe Boots/Marine Corps Boots/Desert Boots/Coyote Boots などの名前で知られています。
踵部分のグローバルアンカー、着脱し易いスピードレース仕様などが特徴的なブーツです。
belleville社他数社から納品されています。
そしてこちらは
RAT(Rugged All Terrain) Boots
2011年頃からWellco/BATES/Danner などから納品されていたブーツです。
先ほどのブーツと概要は変わりませんが、踵、つま先部分に補強が加えられています。
残念ながらBATES社のものではリコールがあり、2014年初頭に生産中止となってしまいました。
そして最近は、海兵隊新型ブーツ制作の動きもあります。
紹介したブーツの左足にはドッグタグをこのように装着します。
首に付けるとうるさい上、頭が飛ばされた際に個人を認識できなくなる為だそうです。
靴下についてですが、主にコヨーテカラーの支給品、白色の冬季防寒用のもの、少数ですが個人購入品などがあります。
ブーツとパンツとの結合部はこのようにブーツブラウザを利用して止める事になっており、一般、特に水とあまり触れ合わない部隊では大抵しっかりと裾の処理が行われています。
特殊や揚陸任務で水が溜まる恐れがある部隊では処理が甘い事も多々あります。
足回りについての考察はここで閉じさせていただきます。
次回からはヘッドウェアについてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ 続きを読む
2014年07月11日
戦闘服③
こんにちは。
今回は戦闘服の付属品についての考察を始めたいと思います。
まずはInsignia 所謂襟章についてです。
首元に付ける金属章なので安全性を考えてか陸軍では廃止されましたが、海兵隊での伝統重視な考えによりヴェトナム戦争以来未だに使用され続けています。
MCCUU着用時に襟にこのように装着します。
そしてよくボディアーマーのネームパッチに貼り付けているミリフォトがございますが、
新規購入するのではなく、このように襟から流用している隊員も見受けられます。
FROGの場合は襟に装着しているものは見受けられず、腕にしているものが一般的です。
しかし、ベルクロにIRパッチや止血帯の端を止めている隊員もいるので公式の仕様なのかは不明です。
更に最近はパッチタイプのものを使用する例もあります。
続いてはベルトについてです。
ベルトはMCMAP(The Marine Corps Martial Arts Program)という格闘訓練を修了すると配給されるものを使用し、2008年からは新兵などのMCMAP未修練者以外全員が使用することとなりました。
このベルトは柔道の帯の様に修了実績により色の異なるものが渡されます。
戦闘服の付属品についての考察はここで閉じさせていただきます。
次回は靴など足回りについてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ 続きを読む
今回は戦闘服の付属品についての考察を始めたいと思います。
まずはInsignia 所謂襟章についてです。
首元に付ける金属章なので安全性を考えてか陸軍では廃止されましたが、海兵隊での伝統重視な考えによりヴェトナム戦争以来未だに使用され続けています。
MCCUU着用時に襟にこのように装着します。
そしてよくボディアーマーのネームパッチに貼り付けているミリフォトがございますが、
新規購入するのではなく、このように襟から流用している隊員も見受けられます。
FROGの場合は襟に装着しているものは見受けられず、腕にしているものが一般的です。
しかし、ベルクロにIRパッチや止血帯の端を止めている隊員もいるので公式の仕様なのかは不明です。
更に最近はパッチタイプのものを使用する例もあります。
続いてはベルトについてです。
ベルトはMCMAP(The Marine Corps Martial Arts Program)という格闘訓練を修了すると配給されるものを使用し、2008年からは新兵などのMCMAP未修練者以外全員が使用することとなりました。
このベルトは柔道の帯の様に修了実績により色の異なるものが渡されます。
戦闘服の付属品についての考察はここで閉じさせていただきます。
次回は靴など足回りについてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ 続きを読む
2014年07月10日
戦闘服②
こんにちは。
今回は戦闘服の中でも特にFROGについての考察を始めたいと思います。
FROGとは Flame Resistant Organization Gearの略称で2006年に開発され、コンバットシャツパンツ、長袖、半袖シャツ、グローブ、バラクラバからなります。
薄手で耐火性があり、特にコンバットシャツは胴部分が通気性の良い薄い素材で、腕の部分は従来のBDUのような硬い素材で構成されており、ボディアーマー使用時の使い勝手の良さを強く意識したデザインとなっています。
コンバットパンツはMCCUUのものに似ていますが、よりピンクがかった色合いになっており、またベルトループが太くなっております。
FROGについての考察はここで閉じさせていただきます。
ここからは主観的な考えを述べさせていただきます。
MCCUUもFROGもデザート、ウッドランドのものがそれぞれありますが、森林地域ではMCCUU、砂漠地域ではFROGが人気があるように感じられます。
これは、森林には障害物が多いため強度があるMCCUUが、開けた砂漠に於いては通気性を優先してFROGを選択しているものだと思われます。
同じ理由で森林では内装型ニーパット、砂漠では着脱しやすい外装型ニーパットが人気なのかもしれません。
ニーパットについてはまた別の機会にお話しましょう。
次回は戦闘服の付属品についてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ
続きを読む
今回は戦闘服の中でも特にFROGについての考察を始めたいと思います。
FROGとは Flame Resistant Organization Gearの略称で2006年に開発され、コンバットシャツパンツ、長袖、半袖シャツ、グローブ、バラクラバからなります。
薄手で耐火性があり、特にコンバットシャツは胴部分が通気性の良い薄い素材で、腕の部分は従来のBDUのような硬い素材で構成されており、ボディアーマー使用時の使い勝手の良さを強く意識したデザインとなっています。
コンバットパンツはMCCUUのものに似ていますが、よりピンクがかった色合いになっており、またベルトループが太くなっております。
FROGについての考察はここで閉じさせていただきます。
ここからは主観的な考えを述べさせていただきます。
MCCUUもFROGもデザート、ウッドランドのものがそれぞれありますが、森林地域ではMCCUU、砂漠地域ではFROGが人気があるように感じられます。
これは、森林には障害物が多いため強度があるMCCUUが、開けた砂漠に於いては通気性を優先してFROGを選択しているものだと思われます。
同じ理由で森林では内装型ニーパット、砂漠では着脱しやすい外装型ニーパットが人気なのかもしれません。
ニーパットについてはまた別の機会にお話しましょう。
次回は戦闘服の付属品についてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ
続きを読む
2014年07月09日
戦闘服①
こんにちは。
今回は戦闘服、とりわけMCCUUについて考察していきたいと思います。
まず、カラーですがMARPATというものでデザートとウッドランドのそれぞれがあります。
デジタルパターンを米五軍の中で最初に取り入れたことでも有名です。
ではこの2つのパターンをどの様に使い分けているかというと、非戦闘職種の隊員は3/7と11/7を基準に夏服としてデザート、冬服としてウッドランドを着用します。特に夏場は2011-2013年を除いて袖捲りが唯一許可されている、といった特徴もあります。
戦闘職種の隊員は前線の指揮官(中隊長?)の指示でどちらを着用するか指示されます。
デザイン面での特徴は、斜めに開いた胸ポケットとその左胸に刺繍されたグローバルアンカー、肘と膝の内部にパットを挿入するためのポケット、右胸、右腿のネームタグ、襟と股間付近内面の小型ネームタグ、左胸のU.S.MARINESタグ、そしてベルクロを使用せずボタン式を多く採り入れている、などといったものがあります。
MCCUUは有名なものですので、考察はここで閉じさせていただきます。
次回はFROGなどについてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ
続きを読む
今回は戦闘服、とりわけMCCUUについて考察していきたいと思います。
まず、カラーですがMARPATというものでデザートとウッドランドのそれぞれがあります。
デジタルパターンを米五軍の中で最初に取り入れたことでも有名です。
ではこの2つのパターンをどの様に使い分けているかというと、非戦闘職種の隊員は3/7と11/7を基準に夏服としてデザート、冬服としてウッドランドを着用します。特に夏場は2011-2013年を除いて袖捲りが唯一許可されている、といった特徴もあります。
戦闘職種の隊員は前線の指揮官(中隊長?)の指示でどちらを着用するか指示されます。
デザイン面での特徴は、斜めに開いた胸ポケットとその左胸に刺繍されたグローバルアンカー、肘と膝の内部にパットを挿入するためのポケット、右胸、右腿のネームタグ、襟と股間付近内面の小型ネームタグ、左胸のU.S.MARINESタグ、そしてベルクロを使用せずボタン式を多く採り入れている、などといったものがあります。
MCCUUは有名なものですので、考察はここで閉じさせていただきます。
次回はFROGなどについてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ
続きを読む
2014年07月08日
下着
こんにちは。
下着、いわゆるインナーは兵士のほぼ全員が着用しているのにあまり考察されていることがありません……
では早速、海兵隊の下着についての考察を始めたいと思います。
まず、カラーですが、OD系、ブラウン系の二色が基本です。
そして、下着は戦闘服とは異なり露出度が少ないので、あまり「砂漠だから」「森林だから」といって一々変更していないようですね。
種類は主に DUKE/DRI DUKE/LWCWUS/FROG XGO などがあります。
この中でも特に DRI DUKE は通常の被覆のタグがある部分にEagle,Globe & Anchor(所謂グローバルアンカー)章が入っていていかにも海兵隊らしいと感じられます。
その他にもアンダーアーマー社などスポーツ用品等を取り扱っている会社のものの使用も見受けられますが、PX品なのか公式な支給品なのか定かではありません。
下着についての考察はここで閉じさせていただきます。
次回は戦闘服についてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ 続きを読む
下着、いわゆるインナーは兵士のほぼ全員が着用しているのにあまり考察されていることがありません……
では早速、海兵隊の下着についての考察を始めたいと思います。
まず、カラーですが、OD系、ブラウン系の二色が基本です。
そして、下着は戦闘服とは異なり露出度が少ないので、あまり「砂漠だから」「森林だから」といって一々変更していないようですね。
種類は主に DUKE/DRI DUKE/LWCWUS/FROG XGO などがあります。
この中でも特に DRI DUKE は通常の被覆のタグがある部分にEagle,Globe & Anchor(所謂グローバルアンカー)章が入っていていかにも海兵隊らしいと感じられます。
その他にもアンダーアーマー社などスポーツ用品等を取り扱っている会社のものの使用も見受けられますが、PX品なのか公式な支給品なのか定かではありません。
下着についての考察はここで閉じさせていただきます。
次回は戦闘服についてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ 続きを読む