2015年04月18日
夜戦
こんにちは。
今回はまた光学機器から離れて夜戦時に使用される装備についての考察を始めたいと思います。
夜戦で必要となる装備は前回紹介したナイトヴィジョン(NVG)だけでなく、IRパッチやフラッシュライト、レーザーなどがあります。
まずIRパッチについてですが、こちらはNVGで視認した際に輝いて見えるので敵味方識別に有効です。
余談ですが黒色のファステックスはこのIRパッチと同じようにNVGで見ると目立ってしまうため多くがカラードのものに更新されました。
続いてフラッシュライトですが、中でも銃にマウントするものは夜戦で常時使用するというよりかは薄暗い屋内へ突入する際に焚いて目眩ましに使用する事が想定されている為光量が強く、長時間照射することには不向きです。
フラッシュライトにはSureFire社のものやAN/PEQ15、16Aやサイドワインダー等があります。
SureFireのものにはM961等があり、PEQ15やその前の型であるPEQ2では併用する例が多くみられましたが、PEQ16Aに更新してからは単体での使用が圧倒的に多いので光量等の問題が一通り解決したようです。
PEQ15、16Aはレーザーとフラッシュライトが併用できるモジュールで、15は黒とタンの2色が同程度みられましたが、16Aではタンが殆どで黒は見られなくなりました。
PEQ15
PEQ16A
サイドワインダーは手持ちライトとヘッドランプの特性を併せ持ったようなもので広く使われています。
SureFireではまた、このようなヘルメットに取り付ける事を想定したライトも海兵隊に提供しています。
次回は光学機器などから離れ、無線機についてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ
今回はまた光学機器から離れて夜戦時に使用される装備についての考察を始めたいと思います。
夜戦で必要となる装備は前回紹介したナイトヴィジョン(NVG)だけでなく、IRパッチやフラッシュライト、レーザーなどがあります。
まずIRパッチについてですが、こちらはNVGで視認した際に輝いて見えるので敵味方識別に有効です。
余談ですが黒色のファステックスはこのIRパッチと同じようにNVGで見ると目立ってしまうため多くがカラードのものに更新されました。
続いてフラッシュライトですが、中でも銃にマウントするものは夜戦で常時使用するというよりかは薄暗い屋内へ突入する際に焚いて目眩ましに使用する事が想定されている為光量が強く、長時間照射することには不向きです。
フラッシュライトにはSureFire社のものやAN/PEQ15、16Aやサイドワインダー等があります。
SureFireのものにはM961等があり、PEQ15やその前の型であるPEQ2では併用する例が多くみられましたが、PEQ16Aに更新してからは単体での使用が圧倒的に多いので光量等の問題が一通り解決したようです。
PEQ15、16Aはレーザーとフラッシュライトが併用できるモジュールで、15は黒とタンの2色が同程度みられましたが、16Aではタンが殆どで黒は見られなくなりました。
PEQ15
PEQ16A
サイドワインダーは手持ちライトとヘッドランプの特性を併せ持ったようなもので広く使われています。
SureFireではまた、このようなヘルメットに取り付ける事を想定したライトも海兵隊に提供しています。
次回は光学機器などから離れ、無線機についてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ
2015年04月11日
夜眼鏡
こんにちは。
今回は暗視装置についての考察を始めたいと思います。
暗視装置は夜間に運用するものなので使用例が少なく、紹介に漏れが出てしまうかもしれませんがよろしくお願いします。
基本的に海兵一般では暗視装置にPVS14を用います。
こちらは海兵隊員の多くが装着しているの項で紹介したNVGマウントとアーム、そしてJアームと呼ばれるものでヘルメットに固定し使用します。
Jアーム
現在特殊部隊等で用いられている四眼のGPNVG-18と比べますと性能に見劣りしますが、片目だけなので距離感がつかみやすく、暗視装置としては比較的安価に抑えられています。
銃にマウントして利用することも可能ですが海兵隊での使用例はあまりありません。
次回はその他夜戦用装備についてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ
今回は暗視装置についての考察を始めたいと思います。
暗視装置は夜間に運用するものなので使用例が少なく、紹介に漏れが出てしまうかもしれませんがよろしくお願いします。
基本的に海兵一般では暗視装置にPVS14を用います。
こちらは海兵隊員の多くが装着しているの項で紹介したNVGマウントとアーム、そしてJアームと呼ばれるものでヘルメットに固定し使用します。
Jアーム
現在特殊部隊等で用いられている四眼のGPNVG-18と比べますと性能に見劣りしますが、片目だけなので距離感がつかみやすく、暗視装置としては比較的安価に抑えられています。
銃にマウントして利用することも可能ですが海兵隊での使用例はあまりありません。
次回はその他夜戦用装備についてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ
2015年01月10日
アイアンサイト
あけましておめでとうございます。
今回はアイアンサイト、特にAR15系列のBUIS(Back Up Iron Sight)についての考察を始めたいと思います。
かつて海兵隊の主力小銃がM16A1やA2だった頃はネジで留めることで一応使用できますが基本的に光学機器を載せず、備え付けのキャリングハンドルのピープサイトを唯一の照準の頼りとしていました。
しかし時代は変わり、2000年代に入るとM16A4やM4カービン等フラットトップレシーバーでキャリングハンドルの着脱が可能な小銃が主力となりACOGを搭載することが一般的となりました。
過渡期にはACOGをM16A2やA4のキャリングハンドル上に搭載することもありましたが、数年でそのスタイルは見なくなりました。
海兵隊は切り込み部隊という特性上装備品の損傷率も高いので、A2からA4へ完全移行してからもしばらくの間はACOGのバックアップの為にキャリングハンドルをACOGの前方やフォアグリップ代わりに利用していました。
最終的に戦場がイラクからアフガンに移る頃にはそのスタイルも見ることができなくなりました。
とはいえ、海兵隊の採用しているACOG、すなわちTA31にはTA01のようなBUISは備えられていない為、破損した場合大きな戦力低下に繋がります。
TA01
そのため、半数ほどは2種類どちらかのBUISを装備しています。
1つ目はMaTech社の600mBUISというもので横のレバーを用いて200m~600mまで50m刻みで簡単に調節できます。
画像は特殊の方のようですが残念ながら実際に展開している使用例がこちらしかありませんでした……
もう一つはMaTechのものよりは使用例が少ないですが、KAC(Knight's Armament Co.)社の200-600m BUISというものでM27 IAR向けのものとほぼ同一品です。
民間向けもありますが、海兵隊向けモデルには大きくUSMC刻印が施されています。
MaTechのものと性能差はほとんどありませんが距離調節が回転ダイアル式なので即座に照準するのには不適かもしれません。
これら2つとも所詮はバックアップ用なのでキャリングハンドルのピープサイトのように近距離と遠距離それぞれに対応できるサイトまでは備えておらずまた、展開する為には一度ACOGを外す必要があります
そしてこれらのBUISを装備していない隊員も半数程度いますがそれはACOG後方にBUISを取り付けてしまうとACOG取り付け位置を若干前方へ移さなければいけない為、肝心の通常時の射撃に支障をきたしてしまうからでしょう。
次回はまた光学機器に戻り、暗視装置についてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ
今回はアイアンサイト、特にAR15系列のBUIS(Back Up Iron Sight)についての考察を始めたいと思います。
かつて海兵隊の主力小銃がM16A1やA2だった頃はネジで留めることで一応使用できますが基本的に光学機器を載せず、備え付けのキャリングハンドルのピープサイトを唯一の照準の頼りとしていました。
しかし時代は変わり、2000年代に入るとM16A4やM4カービン等フラットトップレシーバーでキャリングハンドルの着脱が可能な小銃が主力となりACOGを搭載することが一般的となりました。
過渡期にはACOGをM16A2やA4のキャリングハンドル上に搭載することもありましたが、数年でそのスタイルは見なくなりました。
海兵隊は切り込み部隊という特性上装備品の損傷率も高いので、A2からA4へ完全移行してからもしばらくの間はACOGのバックアップの為にキャリングハンドルをACOGの前方やフォアグリップ代わりに利用していました。
最終的に戦場がイラクからアフガンに移る頃にはそのスタイルも見ることができなくなりました。
とはいえ、海兵隊の採用しているACOG、すなわちTA31にはTA01のようなBUISは備えられていない為、破損した場合大きな戦力低下に繋がります。
TA01
そのため、半数ほどは2種類どちらかのBUISを装備しています。
1つ目はMaTech社の600mBUISというもので横のレバーを用いて200m~600mまで50m刻みで簡単に調節できます。
画像は特殊の方のようですが残念ながら実際に展開している使用例がこちらしかありませんでした……
もう一つはMaTechのものよりは使用例が少ないですが、KAC(Knight's Armament Co.)社の200-600m BUISというものでM27 IAR向けのものとほぼ同一品です。
民間向けもありますが、海兵隊向けモデルには大きくUSMC刻印が施されています。
MaTechのものと性能差はほとんどありませんが距離調節が回転ダイアル式なので即座に照準するのには不適かもしれません。
これら2つとも所詮はバックアップ用なのでキャリングハンドルのピープサイトのように近距離と遠距離それぞれに対応できるサイトまでは備えておらずまた、展開する為には一度ACOGを外す必要があります
そしてこれらのBUISを装備していない隊員も半数程度いますがそれはACOG後方にBUISを取り付けてしまうとACOG取り付け位置を若干前方へ移さなければいけない為、肝心の通常時の射撃に支障をきたしてしまうからでしょう。
次回はまた光学機器に戻り、暗視装置についてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ