2014年12月06日
Training Weapon
こんにちは、タイトル詐欺に近いかもしれません。
今回は訓練で使用される装備についての考察を始めたいと思います。
まずこちらはブランクアダプター、すなわち空砲を発砲する際に銃口を塞ぐものです。
色は黄色と赤色の2色あり、黄色はM4、赤色はM16での使用を想定したものとなっております。
が、海兵隊においてはむしろM4で赤色、M16で黄色の使用例の方が多く感じられます。
暴発等不慮の事故を防ぐ為に陸軍においては最近特に神経質に扱われていますが、海兵隊にしては珍しく扱いがルーズなようです。
もちろんマズル形状の異なるものそれぞれにも別形状のものがありますが、実用例が少ない為省略させていただきます。
続いてはペイントボール訓練での装備です。
ペイントボール訓練ではサバイバルゲームと同じ様にアイウェアと低殺傷のペイントボール銃を用います。
しかしエアソフトガンとは比べものにならない威力があるのでアイウェアはよりしっかりとしたフルフェイスタイプのSCOTTのものなどが用いられます。
そしてこのペイントボール銃は何故かアッパーはM16、ロアがM4、もしくはアッパーがM4でロアがM16の様なニコイチモデルが目立ちます。
リアサイトがないのにどう狙いを定めているのでしょう......?
近接格闘訓練ではこの様な木銃が用いられます。
更にラバー製のOKC3"T"(Training)もあります。
こちらはOKC-3Sとほぼ同寸でラバーとは思えない堅牢さ、重量を備えていますが鞘に収めることが出来ず、鍔もM9銃剣タイプの太めのものとなっています。
こういった近接格闘訓練向け装備が比較的充実しているにも関わらず、対人の銃剣訓練でも実物のOKC-3Sを用いることもあります。
ラバーは安全なのでダミーナイフ以外にもダミーの銃が用いられることがあります。
ハンドガンタイプだけではなく、
M4、M16を型取ったものもあります。
大抵の訓練向け装備は派手な青色や赤色で実物と誤認を避ける努力が為されています。
次回は光学機器についてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ 続きを読む
今回は訓練で使用される装備についての考察を始めたいと思います。
まずこちらはブランクアダプター、すなわち空砲を発砲する際に銃口を塞ぐものです。
色は黄色と赤色の2色あり、黄色はM4、赤色はM16での使用を想定したものとなっております。
が、海兵隊においてはむしろM4で赤色、M16で黄色の使用例の方が多く感じられます。
暴発等不慮の事故を防ぐ為に陸軍においては最近特に神経質に扱われていますが、海兵隊にしては珍しく扱いがルーズなようです。
もちろんマズル形状の異なるものそれぞれにも別形状のものがありますが、実用例が少ない為省略させていただきます。
続いてはペイントボール訓練での装備です。
ペイントボール訓練ではサバイバルゲームと同じ様にアイウェアと低殺傷のペイントボール銃を用います。
しかしエアソフトガンとは比べものにならない威力があるのでアイウェアはよりしっかりとしたフルフェイスタイプのSCOTTのものなどが用いられます。
そしてこのペイントボール銃は何故かアッパーはM16、ロアがM4、もしくはアッパーがM4でロアがM16の様なニコイチモデルが目立ちます。
リアサイトがないのにどう狙いを定めているのでしょう......?
近接格闘訓練ではこの様な木銃が用いられます。
更にラバー製のOKC3"T"(Training)もあります。
こちらはOKC-3Sとほぼ同寸でラバーとは思えない堅牢さ、重量を備えていますが鞘に収めることが出来ず、鍔もM9銃剣タイプの太めのものとなっています。
こういった近接格闘訓練向け装備が比較的充実しているにも関わらず、対人の銃剣訓練でも実物のOKC-3Sを用いることもあります。
ラバーは安全なのでダミーナイフ以外にもダミーの銃が用いられることがあります。
ハンドガンタイプだけではなく、
M4、M16を型取ったものもあります。
大抵の訓練向け装備は派手な青色や赤色で実物と誤認を避ける努力が為されています。
次回は光学機器についてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ 続きを読む
2014年11月29日
その他の支援火器
こんにちは。
今回は榴弾を使用した火器についての考察を始めたいと思います。
以前武器中隊の項でも榴弾について紹介しましたが、比較的軽量で一般部隊で個人運用されていると思われるものに焦点をあてます。
さて、まずは擲弾筒M203、M32についてです。
M203とM32は共にMk.19と同口径の40mmグレネードを使いますが、弾薬の性能が大きく異なり初速は遅めで射程も1/10程度、対歩兵か軽車両対応しかできません。
しかし、手榴弾と迫撃砲の中間程度の射程で歩兵相手なら制圧可能で弾薬の特性上発射器を軽量にできるので非常に有用です。
更に弾薬種類も豊富で暴徒鎮圧などにも使用できます。
これらの40mmグレネードは戦闘部隊に於いては主に射撃班長(Cpl)が使用します。
M203はライフル下部にマウントでき、M4などで銃身のステップカットが為されているのはこのM203をマウントする為です。
M32は南アフリカのアームスコー社が開発したMGL140の米軍モデルで、40mmグレネードを6発、リボルバーのように装填し、ダブルアクションで発射します。
外観上の特徴は大きく仰角の取れるストック、角度変更が容易なサイトなどです。
こちらは大きく嵩張り、更に6kgという大重量がある為運用に難があるようですが、6発を素早く叩き込めるうえに光学サイトのお陰で精度も高い為実用的なようです。
続いて迫撃砲ですが、M224 60mm迫撃砲が小隊の迫撃砲班で運用されています。
こちらは10kg程と軽量ながら個人運用できる兵器としては長い3.5kmの射程、山なり射撃が容易で榴弾の効果も大きいです。
しかし精密な攻撃や近距離での対応は出来ません。
形状が単純な為口径80mmのM252と見分けにくいですが、M252にはハイダー?が付いていたり運用に大人数で取り組むようです。
ロケットはM72LAWがあります。
こちらはヴェトナム戦時に対戦車ロケットとして採用されましたが、現在でも使用されています。
66mmという小口径なので対戦車戦闘はできませんが、対陣地や対人戦闘に於いては効果を発揮できるようです。
これだけ長く使用されているのは軽量で弾が小さいので携行性も高く、価格も安く使い捨てで手頃な為でしょう。
次回は訓練用装備についてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ
続きを読む
今回は榴弾を使用した火器についての考察を始めたいと思います。
以前武器中隊の項でも榴弾について紹介しましたが、比較的軽量で一般部隊で個人運用されていると思われるものに焦点をあてます。
さて、まずは擲弾筒M203、M32についてです。
M203とM32は共にMk.19と同口径の40mmグレネードを使いますが、弾薬の性能が大きく異なり初速は遅めで射程も1/10程度、対歩兵か軽車両対応しかできません。
しかし、手榴弾と迫撃砲の中間程度の射程で歩兵相手なら制圧可能で弾薬の特性上発射器を軽量にできるので非常に有用です。
更に弾薬種類も豊富で暴徒鎮圧などにも使用できます。
これらの40mmグレネードは戦闘部隊に於いては主に射撃班長(Cpl)が使用します。
M203はライフル下部にマウントでき、M4などで銃身のステップカットが為されているのはこのM203をマウントする為です。
M32は南アフリカのアームスコー社が開発したMGL140の米軍モデルで、40mmグレネードを6発、リボルバーのように装填し、ダブルアクションで発射します。
外観上の特徴は大きく仰角の取れるストック、角度変更が容易なサイトなどです。
こちらは大きく嵩張り、更に6kgという大重量がある為運用に難があるようですが、6発を素早く叩き込めるうえに光学サイトのお陰で精度も高い為実用的なようです。
続いて迫撃砲ですが、M224 60mm迫撃砲が小隊の迫撃砲班で運用されています。
こちらは10kg程と軽量ながら個人運用できる兵器としては長い3.5kmの射程、山なり射撃が容易で榴弾の効果も大きいです。
しかし精密な攻撃や近距離での対応は出来ません。
形状が単純な為口径80mmのM252と見分けにくいですが、M252にはハイダー?が付いていたり運用に大人数で取り組むようです。
ロケットはM72LAWがあります。
こちらはヴェトナム戦時に対戦車ロケットとして採用されましたが、現在でも使用されています。
66mmという小口径なので対戦車戦闘はできませんが、対陣地や対人戦闘に於いては効果を発揮できるようです。
これだけ長く使用されているのは軽量で弾が小さいので携行性も高く、価格も安く使い捨てで手頃な為でしょう。
次回は訓練用装備についてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ
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2014年11月22日
CQB?
こんにちは。
今回は近接戦闘火器についての考察を始めたいと思います。
まずは近距離戦に於いて絶大な威力を発揮する散弾銃、M1014です。
こちらは一般的な12ゲージの散弾銃なので通常散弾、スラッグ弾、ドアブリーチング弾などが使え、特にドアブリーチング弾は金属粉を射出するため射程が15cm程度で跳弾もなく安全です。
そしてこの銃はセミオートで迅速な射撃が可能なので突入作戦等で用いられます。
豊富な弾種があるモスバーグM590も少数ですが未だに使用例があります。
続いては中距離まで対応できるSMGについてです。
世界各国で採用されたMP5は海兵隊でも海軍モデルのMP5Nが採用されました。
更にAR-15の縮小版に9mm弾を対応させた、Colt 9mm SMG も納入されました。
これらの9mmSMGは海兵隊使用火器一覧に含まれて紹介される事が多いですが、M4ライフルがSMGの役割をも果たせるようになった以降はその姿はほとんど見られず、倉庫でモスボール化されているのかと思います。
特にColt 9mm SMGに至っては実用例が見つけられないレベルとなってしまっています。
次回は支援火器についてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ
今回は近接戦闘火器についての考察を始めたいと思います。
まずは近距離戦に於いて絶大な威力を発揮する散弾銃、M1014です。
こちらは一般的な12ゲージの散弾銃なので通常散弾、スラッグ弾、ドアブリーチング弾などが使え、特にドアブリーチング弾は金属粉を射出するため射程が15cm程度で跳弾もなく安全です。
そしてこの銃はセミオートで迅速な射撃が可能なので突入作戦等で用いられます。
豊富な弾種があるモスバーグM590も少数ですが未だに使用例があります。
続いては中距離まで対応できるSMGについてです。
世界各国で採用されたMP5は海兵隊でも海軍モデルのMP5Nが採用されました。
更にAR-15の縮小版に9mm弾を対応させた、Colt 9mm SMG も納入されました。
これらの9mmSMGは海兵隊使用火器一覧に含まれて紹介される事が多いですが、M4ライフルがSMGの役割をも果たせるようになった以降はその姿はほとんど見られず、倉庫でモスボール化されているのかと思います。
特にColt 9mm SMGに至っては実用例が見つけられないレベルとなってしまっています。
次回は支援火器についてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ
2014年11月15日
ハンドガン
こんにちは。
今回はハンドガンについての考察を始めたいと思います。
海兵隊に採用されているハンドガンはM9、M9A1、MEU Pistol、M45A1 CQBPなどがあります。
MEU PISTOLやM45はMEUで運用されていますが、海兵隊の中でも有名ですのでこの項にて考証致します。
M9はベレッタ社の開発した92Fの米軍採用モデルで大きく切り開かれたエジェクションポートが特徴的で、ここの周辺スライドの強度が保てずに暴発したこともありましたが、現在は改良が進んでいるようです。
ランヤードリングがあるのでMP(Military Polis)や海上で運用する際ランヤードを使用している場合もあります。
M9A1は旧式化したM9を改修したモデルでレイル追加やレシーバー、ハンドガードの改良などの変更が見られます。
フルオート可能なマシンピストル化はされていないので悪しからず。
M9は曲線的で美術品のような印象がありましたが、こちらは直線的で無骨なデザインとなっております。
そもそもの使用者が少ない為か未だM9も現役のようです。
.45ACP信仰の強いMEUで特別に造られているハンドガンは.45ACPの代名詞、M1911A1のクローンモデルのようなものが多いです。
MEU Pistol はM9でない新規の.45ACPを用いるハンドガンを購入する予算の確保ができないため、モスボール化されていた中でも状態の良いM1911A1を利用し、レシーバー以外を新調することで生まれました。
何故レシーバー以外かと言うと軍において登録されるのはレシーバーの方なのでそれ以外を購入する際は修復用の予算が下りる為だそうです。このような所も海兵隊らしいですね。
さて、こうしてM1911A1改めMEU Pistolとして再び役目を務めることとなりましたが、その複雑な生い立ちのためかハンドメイド品のように時期などによって細部がかなり異なります。
よって、東京マルイ製のM.E.U.ピストルは架空銃のような、そうでないような微妙な位置付けになるかと思われます。
続いてM45A1ですが、こちらは民生品としてほぼ同等のものがモデルアップされている面白いハンドガンです。
データマトリクスコードが刻印されていることやレイルが刻まれていること、そしてこの派手な色、G10グリップが非常に特徴的なデザインとなっています。
こういった個性に富んだハンドガンを採用しているMEUですが、もちろん一般で使用されるM9/M9A1もよく見受けられます。
ハンドガンの運用についてですがよく自分の愛銃を持ち込む、などの話を聞きますがあまりそういったものは現在においては現実的でないかと思われます。
ホルスターは腰、太腿、胸が一般的です。
そして使用者ですが基地警備や下士官、狙撃手の護身用などは有名ですが、軽機関銃手も所持することがあるそうです。
所持弾薬が多く、銃本体も重いのに更に装備重量を重くすることを不思議に思うかもしれませんが、他者より弾をばら撒く為ジャム発生率が高く、咄嗟に近距離の相手に対応する事も難しいからだそうです。
近距離対応についてですが、CQB訓練の様子から推察すると過度なスイッチングは行わず、基本的に小銃にてCQBも対応するようです。
予備マガジンも2個程度な所からピストルは所詮保険替りに運用しているに過ぎないようです。
いつ使うか分からないハンドガンを支給されるぐらいなら代わりにM203を持ち歩きたい、と願い出る下士官も多いようです。
次回はその他の近接戦闘火器についてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ
今回はハンドガンについての考察を始めたいと思います。
海兵隊に採用されているハンドガンはM9、M9A1、MEU Pistol、M45A1 CQBPなどがあります。
MEU PISTOLやM45はMEUで運用されていますが、海兵隊の中でも有名ですのでこの項にて考証致します。
M9はベレッタ社の開発した92Fの米軍採用モデルで大きく切り開かれたエジェクションポートが特徴的で、ここの周辺スライドの強度が保てずに暴発したこともありましたが、現在は改良が進んでいるようです。
ランヤードリングがあるのでMP(Military Polis)や海上で運用する際ランヤードを使用している場合もあります。
M9A1は旧式化したM9を改修したモデルでレイル追加やレシーバー、ハンドガードの改良などの変更が見られます。
フルオート可能なマシンピストル化はされていないので悪しからず。
M9は曲線的で美術品のような印象がありましたが、こちらは直線的で無骨なデザインとなっております。
そもそもの使用者が少ない為か未だM9も現役のようです。
.45ACP信仰の強いMEUで特別に造られているハンドガンは.45ACPの代名詞、M1911A1のクローンモデルのようなものが多いです。
MEU Pistol はM9でない新規の.45ACPを用いるハンドガンを購入する予算の確保ができないため、モスボール化されていた中でも状態の良いM1911A1を利用し、レシーバー以外を新調することで生まれました。
何故レシーバー以外かと言うと軍において登録されるのはレシーバーの方なのでそれ以外を購入する際は修復用の予算が下りる為だそうです。このような所も海兵隊らしいですね。
さて、こうしてM1911A1改めMEU Pistolとして再び役目を務めることとなりましたが、その複雑な生い立ちのためかハンドメイド品のように時期などによって細部がかなり異なります。
よって、東京マルイ製のM.E.U.ピストルは架空銃のような、そうでないような微妙な位置付けになるかと思われます。
続いてM45A1ですが、こちらは民生品としてほぼ同等のものがモデルアップされている面白いハンドガンです。
データマトリクスコードが刻印されていることやレイルが刻まれていること、そしてこの派手な色、G10グリップが非常に特徴的なデザインとなっています。
こういった個性に富んだハンドガンを採用しているMEUですが、もちろん一般で使用されるM9/M9A1もよく見受けられます。
ハンドガンの運用についてですがよく自分の愛銃を持ち込む、などの話を聞きますがあまりそういったものは現在においては現実的でないかと思われます。
ホルスターは腰、太腿、胸が一般的です。
そして使用者ですが基地警備や下士官、狙撃手の護身用などは有名ですが、軽機関銃手も所持することがあるそうです。
所持弾薬が多く、銃本体も重いのに更に装備重量を重くすることを不思議に思うかもしれませんが、他者より弾をばら撒く為ジャム発生率が高く、咄嗟に近距離の相手に対応する事も難しいからだそうです。
近距離対応についてですが、CQB訓練の様子から推察すると過度なスイッチングは行わず、基本的に小銃にてCQBも対応するようです。
予備マガジンも2個程度な所からピストルは所詮保険替りに運用しているに過ぎないようです。
いつ使うか分からないハンドガンを支給されるぐらいなら代わりにM203を持ち歩きたい、と願い出る下士官も多いようです。
次回はその他の近接戦闘火器についてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ
2014年11月09日
ナイフ
こんにちは。
今回からは近接戦用兵器についての考察を始めたいと思います。
まずは最も接敵距離が近い場合に使用されると思われる、ナイフについてです。
現行海兵隊のナイフはKa-Bar、オンタリオ社のOKC-3Sなどが代表的です。
Ka-BarはWW2頃から使われているナイフで着剣機構やマルチツールとしての機能は無く、純粋な"剣"としての側面が強く、海兵隊を代表する武器として装飾用としても使われます。
カラーは黒、茶の2種類があります。
続いてOKC-3Sですが、こちらは陸軍で採用されているM9銃剣のように銃剣やマルチツールを備えた近代的なナイフとなっております。
しかし、コンバットナイフとしてはかなり大型で、機能もノコギリ程度しか付いておらずやはり"剣"としての機能を重視する所に海兵隊らしさを感じます。
これらのナイフですが背中の手の届かないと思われる所にマウントされている事が多いので、ヴェトナム戦時に多用された散弾銃の委託射撃のようにいざという時には味方に委託するのではないかと思います。
次回はハンドガンについてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ
今回からは近接戦用兵器についての考察を始めたいと思います。
まずは最も接敵距離が近い場合に使用されると思われる、ナイフについてです。
現行海兵隊のナイフはKa-Bar、オンタリオ社のOKC-3Sなどが代表的です。
Ka-BarはWW2頃から使われているナイフで着剣機構やマルチツールとしての機能は無く、純粋な"剣"としての側面が強く、海兵隊を代表する武器として装飾用としても使われます。
カラーは黒、茶の2種類があります。
続いてOKC-3Sですが、こちらは陸軍で採用されているM9銃剣のように銃剣やマルチツールを備えた近代的なナイフとなっております。
しかし、コンバットナイフとしてはかなり大型で、機能もノコギリ程度しか付いておらずやはり"剣"としての機能を重視する所に海兵隊らしさを感じます。
これらのナイフですが背中の手の届かないと思われる所にマウントされている事が多いので、ヴェトナム戦時に多用された散弾銃の委託射撃のようにいざという時には味方に委託するのではないかと思います。
次回はハンドガンについてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ
2014年07月30日
投擲武器
こんにちは。
今回は投擲武器についての考察を始めたいと思います。
まずこちらはM67破片手榴弾と呼ばれるものです。
信管は5秒に設定されており、殺傷半径は5-15mに及びます。
それ以前の米軍の手榴弾のMk.ⅡやM26がそれぞれパイナップル、レモンなどと渾名されたのと同じくアップルと呼ばれることもあります。
左より、M67、M26、Mk.2
二次大戦時に使用された所謂パイナップルグレネードのような凸凹がないのは破片が飛び散りやすいように入れていた切れ込みの効果があまりなかったためです。
続いてこちらはM18発煙手榴弾です。
代表的な非殺傷兵器で、様々な色があり、撹乱、視界を悪くするほかに味方に位置を知らせたりすることにも用います。
そしてもう一つ代表的な非殺傷兵器、閃光手榴弾があり、こちらはMk141、M84の2種類が米軍で主に使用されています。
人質救出や閉所への突入の際に使用されます。
Mk141はあまり一般部隊においてはみられず、一部特殊部隊員がMk141を使用している例があります。
閃光手榴弾は需要もありそうですし、ポーチもあるので一般部隊も使用していそうですが実用例が見当たらないためここまでにしておきます。
どうやら一般部隊ではM84が用いられているようです。
厳密には投擲兵器ではありませんが、フレアも位置情報を伝えるのに使用されます。
http://rabbit516.militaryblog.jp/e498237.html
こちらのブログ様で紹介されているようにヴェトナム戦争時から使用され続けているようですね。
投擲兵装についての考察はここで閉じさせていただきます。
次回からは近接戦闘兵器についてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ
今回は投擲武器についての考察を始めたいと思います。
まずこちらはM67破片手榴弾と呼ばれるものです。
信管は5秒に設定されており、殺傷半径は5-15mに及びます。
それ以前の米軍の手榴弾のMk.ⅡやM26がそれぞれパイナップル、レモンなどと渾名されたのと同じくアップルと呼ばれることもあります。
左より、M67、M26、Mk.2
二次大戦時に使用された所謂パイナップルグレネードのような凸凹がないのは破片が飛び散りやすいように入れていた切れ込みの効果があまりなかったためです。
続いてこちらはM18発煙手榴弾です。
代表的な非殺傷兵器で、様々な色があり、撹乱、視界を悪くするほかに味方に位置を知らせたりすることにも用います。
そしてもう一つ代表的な非殺傷兵器、閃光手榴弾があり、こちらはMk141、M84の2種類が米軍で主に使用されています。
人質救出や閉所への突入の際に使用されます。
Mk141はあまり一般部隊においてはみられず、一部特殊部隊員がMk141を使用している例があります。
どうやら一般部隊ではM84が用いられているようです。
厳密には投擲兵器ではありませんが、フレアも位置情報を伝えるのに使用されます。
http://rabbit516.militaryblog.jp/e498237.html
こちらのブログ様で紹介されているようにヴェトナム戦争時から使用され続けているようですね。
投擲兵装についての考察はここで閉じさせていただきます。
次回からは近接戦闘兵器についてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ
2014年07月29日
狙撃銃
こんにちは。
今回はマークスマンライフルと狙撃銃についての考察を始めたいと思います。
マークスマンライフルはM14やSAM-Rなどが有名で、選抜射手によって運用されます。
選抜射手とは狙撃手とは異なり、一般のライフルマンの中でも射撃訓練で好成績を修めた者のことを指し、通常のライフルマンより精度の良いライフルが支給されます。
M14は元々一般歩兵向けマルチロール小銃として開発されましたが、不幸にもヴェトナム戦争と採用時期が被ってしまい、中距離以上向けの重い7.62mmNATO弾、長い銃身、連射時の安定性がすこぶる悪い曲銃床、そして腐食しやすい木製ストックなど東南アジアの戦場と全くもって相性の悪い小銃で、採用から10年もせず多くがモスボール保存、もしくは米国の同盟国へ安価で払い下げられられることとなりました。
これは当時、開けた欧州の平原がこれからの主戦場となる、と見込んで設計されたためで決して基本性能が低い訳ではありません。
40年程経ち、主戦場は深い密林ではなく開けた高地、すなわち中東地域となりました。
その間M14に替わり主力小銃を務めてきたAR-15系統小銃は閉所、近距離では存分にその能力を生かせていましたが、中距離以上、さらには敵防護装備の充実によって中東地域にて苦戦を強いられていました。
そこで、倉庫に眠っていたM14が再び日の目を見ることとなったのです。
少し前までM14は狙撃銃や選抜射手小銃として活躍していました。
そして、M14は本来木製ストックだったので外装にガタが来ている個体も少なくなく、ファイバー製のものに換装され、M14 DMRとして復活しました。
M14DMRの後継としては同じくM14の近代改修品のM39 EMR と呼ばれるもので内部機構以外丸々総取替したかのようなデザインが特徴的です。
M16A4も改修され、SAM-Rとして再設計されました。
主な改修点は銃身を競技用の高精度なもの、かつフリーフローティングバレルにし、ハンドガードを筒型のものでもM5RASでもないRASという固定が強いものへ変更し、精度向上を図っています。
更にAR-15シリーズで特徴的だった角形フロントサイトを折りたたみサイトに変更し、高倍率スコープやバイポットを追加することで射撃時の安定感を出せるような変更も加えられています。
海兵隊の狙撃銃にはM40、Mk11 Mod.0、M82などがあります。
M40A3/A5はRemington社M700ライフルを元に海兵隊で改修されたモデルで7.62mmNATO弾を使用し、安定した射撃性能を誇ります。
A3とA5はバレルの違い以外ほとんど同一形状です。
余談ですがM40の元になったM700は米陸軍に採用されたM24 SWSに発展するなどカスタムベースとして高いアドバンテージを持っているようです。
しかしながら、近年の戦争背景などもあり狙撃銃に近接戦闘や護身用の武装としての役割を持たせる必要やその他の要望に答えるために新しい狙撃銃が開発されました。
AR-15系小銃のデザインを引き継ぎ、AR-10のように7.62mmNATO弾を使用するこれらはSR-25の発展系Mk.11 Mod.0 とM110 SASS です。
Mk.11 Mod.0
M110 SASS
本来海軍/海兵隊向けモデルがMk.11、陸軍向けモデルがM110らしいのですが資料により情報が錯綜している為推測を交えて紹介します。より高性能なM110の採用によりMk.11は僅かな期間のみの採用ですぐに撤退してしまったようです。
さらにM110は先述したM39の存在価値をも脅かし、こちらも僅かな期間のみの採用となってしまったようです。
情報協力:Saga様 当該ブログhttp://sag.militaryblog.jp/e202408.html
ソース:http://thefiringline.com/forums/archive/index.php?t-429144.html
Mk11はセーフティがAR-15系統のものと同一タイプで固定フロントサイトを備え、固定ストックのモデルで元々の色は黒、M110はアンビセーフティで折りたたみサイトを備え、ストックエンドが伸縮でき元々の色はカーキかと思います。
Mk.11?
M110?
しかし、この2つの狙撃銃の決定的な違いがわからないのでご存知の方はご一報ください。
どちらも一体型ハンドガードとRASを素早く取り替えることは可能なようです。
Mk.11
セミオートである程度の速射が可能なため接近戦でも一応対応ができます。
結果的にSAM-Rとよく似たシルエットとなりましたが、改修品ではなく新規設計の狙撃銃なので全体的に完成されたものとなっております。
セミオートスナイパーライフルとしては比較的高い精度を誇ります。
M82A3SASRはM2"重機関銃"が狙撃銃として様々な戦場を駆けたことが開発の発端となります。
M2は武器中隊の項でご紹介致しましたが、大口径故の射程から長射程射撃に利用されることも度々ありました。
そしてM2で用いられる12.7mmNATO弾を発射できる軽量、小型な小銃として開発され、現在長距離狙撃などで使用されています。
特徴的な大型マズルブレーキを持ちますが、かつては小さめだったようです。
そしてこのマズルブレーキ、そして12.7mmNATO弾使用銃としては軽量といえど、13kgもの重量があるため口径の割りには反動が小さくある程度の速射がこなせるようです。
これらを運用する狙撃手はギリースーツと呼ばれる戦闘服を製作したりと、偽装には余念がないようです。
狙撃銃についての考察はここで閉じさせていただきます。
次回は投擲兵装についてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ
今回はマークスマンライフルと狙撃銃についての考察を始めたいと思います。
マークスマンライフルはM14やSAM-Rなどが有名で、選抜射手によって運用されます。
選抜射手とは狙撃手とは異なり、一般のライフルマンの中でも射撃訓練で好成績を修めた者のことを指し、通常のライフルマンより精度の良いライフルが支給されます。
M14は元々一般歩兵向けマルチロール小銃として開発されましたが、不幸にもヴェトナム戦争と採用時期が被ってしまい、中距離以上向けの重い7.62mmNATO弾、長い銃身、連射時の安定性がすこぶる悪い曲銃床、そして腐食しやすい木製ストックなど東南アジアの戦場と全くもって相性の悪い小銃で、採用から10年もせず多くがモスボール保存、もしくは米国の同盟国へ安価で払い下げられられることとなりました。
これは当時、開けた欧州の平原がこれからの主戦場となる、と見込んで設計されたためで決して基本性能が低い訳ではありません。
40年程経ち、主戦場は深い密林ではなく開けた高地、すなわち中東地域となりました。
その間M14に替わり主力小銃を務めてきたAR-15系統小銃は閉所、近距離では存分にその能力を生かせていましたが、中距離以上、さらには敵防護装備の充実によって中東地域にて苦戦を強いられていました。
そこで、倉庫に眠っていたM14が再び日の目を見ることとなったのです。
少し前までM14は狙撃銃や選抜射手小銃として活躍していました。
そして、M14は本来木製ストックだったので外装にガタが来ている個体も少なくなく、ファイバー製のものに換装され、M14 DMRとして復活しました。
M14DMRの後継としては同じくM14の近代改修品のM39 EMR と呼ばれるもので内部機構以外丸々総取替したかのようなデザインが特徴的です。
M16A4も改修され、SAM-Rとして再設計されました。
主な改修点は銃身を競技用の高精度なもの、かつフリーフローティングバレルにし、ハンドガードを筒型のものでもM5RASでもないRASという固定が強いものへ変更し、精度向上を図っています。
更にAR-15シリーズで特徴的だった角形フロントサイトを折りたたみサイトに変更し、高倍率スコープやバイポットを追加することで射撃時の安定感を出せるような変更も加えられています。
海兵隊の狙撃銃にはM40、Mk11 Mod.0、M82などがあります。
M40A3/A5はRemington社M700ライフルを元に海兵隊で改修されたモデルで7.62mmNATO弾を使用し、安定した射撃性能を誇ります。
A3とA5はバレルの違い以外ほとんど同一形状です。
余談ですがM40の元になったM700は米陸軍に採用されたM24 SWSに発展するなどカスタムベースとして高いアドバンテージを持っているようです。
しかしながら、近年の戦争背景などもあり狙撃銃に近接戦闘や護身用の武装としての役割を持たせる必要やその他の要望に答えるために新しい狙撃銃が開発されました。
AR-15系小銃のデザインを引き継ぎ、AR-10のように7.62mmNATO弾を使用するこれらはSR-25の発展系Mk.11 Mod.0 とM110 SASS です。
Mk.11 Mod.0
M110 SASS
本来海軍/海兵隊向けモデルがMk.11、陸軍向けモデルがM110らしいのですが
さらにM110は先述したM39の存在価値をも脅かし、こちらも僅かな期間のみの採用となってしまったようです。
情報協力:Saga様 当該ブログhttp://sag.militaryblog.jp/e202408.html
ソース:http://thefiringline.com/forums/archive/index.php?t-429144.html
Mk11はセーフティがAR-15系統のものと同一タイプで固定フロントサイトを備え、固定ストックのモデルで元々の色は黒、M110はアンビセーフティで折りたたみサイトを備え、ストックエンドが伸縮でき元々の色はカーキかと思います。
Mk.11?
M110?
しかし、この2つの狙撃銃の決定的な違いがわからないのでご存知の方はご一報ください。
どちらも一体型ハンドガードとRASを素早く取り替えることは可能なようです。
Mk.11
セミオートである程度の速射が可能なため接近戦でも一応対応ができます。
結果的にSAM-Rとよく似たシルエットとなりましたが、改修品ではなく新規設計の狙撃銃なので全体的に完成されたものとなっております。
セミオートスナイパーライフルとしては比較的高い精度を誇ります。
M82A3SASRはM2"重機関銃"が狙撃銃として様々な戦場を駆けたことが開発の発端となります。
M2は武器中隊の項でご紹介致しましたが、大口径故の射程から長射程射撃に利用されることも度々ありました。
そしてM2で用いられる12.7mmNATO弾を発射できる軽量、小型な小銃として開発され、現在長距離狙撃などで使用されています。
特徴的な大型マズルブレーキを持ちますが、かつては小さめだったようです。
そしてこのマズルブレーキ、そして12.7mmNATO弾使用銃としては軽量といえど、13kgもの重量があるため口径の割りには反動が小さくある程度の速射がこなせるようです。
これらを運用する狙撃手はギリースーツと呼ばれる戦闘服を製作したりと、偽装には余念がないようです。
狙撃銃についての考察はここで閉じさせていただきます。
次回は投擲兵装についてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ
2014年07月28日
武器中隊③
こんにちは。
今回は広範囲攻撃可能な火器についての考察を始めたいと思います。
武器中隊で運用される榴弾を用いた兵器には迫撃砲、グレネードランチャーがあります。
迫撃砲はM252と呼ばれるもので、山なり射撃をするので稜線の向こう側にまで攻撃でき、5.5kmの射程を誇るため有効な支援火器となります。
続いてグレネードランチャーですが、Mk.19自動擲弾銃というものでヴェトナム戦争の頃から使用されていますが1.5kmの射程、榴弾による破壊力、そして連射性能からか未だ現役です。
口径は一般歩兵のグレネードランチャーと同じ40mmですが、性能は全く異なり、射程に至っては10倍、初速も高いので対人だけではなく対物もこなせる優秀な支援火器です。
武器中隊についての考察はここで閉じさせていただきます。
次回は狙撃銃についてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ
続きを読む
今回は広範囲攻撃可能な火器についての考察を始めたいと思います。
武器中隊で運用される榴弾を用いた兵器には迫撃砲、グレネードランチャーがあります。
迫撃砲はM252と呼ばれるもので、山なり射撃をするので稜線の向こう側にまで攻撃でき、5.5kmの射程を誇るため有効な支援火器となります。
続いてグレネードランチャーですが、Mk.19自動擲弾銃というものでヴェトナム戦争の頃から使用されていますが1.5kmの射程、榴弾による破壊力、そして連射性能からか未だ現役です。
口径は一般歩兵のグレネードランチャーと同じ40mmですが、性能は全く異なり、射程に至っては10倍、初速も高いので対人だけではなく対物もこなせる優秀な支援火器です。
武器中隊についての考察はここで閉じさせていただきます。
次回は狙撃銃についてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ
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2014年07月27日
武器中隊②
こんにちは。
今回は武器中隊のロケットについての考察を始めたいと思います。
ロケットというと宇宙ロケットやロケット花火を連想しがちですが、ミサイルもロケットの一種でロケットに誘導機能を取り付けたものがミサイルです。
閑話休題、武器中隊で取り扱っているロケットにはFGM-148、BGM-71 TOW(Tube-launched, Optically-tracked, Wire-guided)、SMAWなどがあります。
AT-4も滑空砲ですがSMAWのような運用が為されるのでこの項にて考証致します。
FGM-148、通称ジャベリンは対戦車戦闘の際にトップアタックモードと呼ばれる戦車の装甲の薄い上面を狙えるモードがあるのが特徴です。
もちろん、対空目標や地上構造物破壊の為の目標まで直進するダイレクトアタックモードもあります。
命中精度、操作の簡便さには目を見張るものがありますが欠点も多く、22.3kgという大重量、$40000という個人運用兵器としては高額すぎる運用コストなどがあります。
続いてはTOWです。
TOWは有線誘導ミサイルで、ジャベリンのようにロックオンができず、目標に到達するまで操作し続けなければならないといった欠点があります。
しかし、目視による照準で終末地点まで観測できるため比較的命中精度は高いです。
弾が入ったチューブを使い捨てで運用します。
AT-4、SMAWはそれぞれ肩撃ち式の対戦車無反動砲、対戦車ロケットランチャーですが、現在の戦車の装甲は貫けないと言われています。
AT-4の名称は84mmの口径を英語読みし、それぞれアルファベットを充てたものです。
AT-4は使い捨て、SMAWは再利用が可能です。
更にSMAWは射程が長い為、AT-4には重量以外アドバンテージがないようにも感じられますが、単価が安い為もあってかどちらも同程度の使用例があります。
AT-4
SMAW
ロケットについての考察はここで閉じさせていただきます。
次回は迫撃砲等についてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ
続きを読む
今回は武器中隊のロケットについての考察を始めたいと思います。
ロケットというと宇宙ロケットやロケット花火を連想しがちですが、ミサイルもロケットの一種でロケットに誘導機能を取り付けたものがミサイルです。
閑話休題、武器中隊で取り扱っているロケットにはFGM-148、BGM-71 TOW(Tube-launched, Optically-tracked, Wire-guided)、SMAWなどがあります。
AT-4も滑空砲ですがSMAWのような運用が為されるのでこの項にて考証致します。
FGM-148、通称ジャベリンは対戦車戦闘の際にトップアタックモードと呼ばれる戦車の装甲の薄い上面を狙えるモードがあるのが特徴です。
もちろん、対空目標や地上構造物破壊の為の目標まで直進するダイレクトアタックモードもあります。
命中精度、操作の簡便さには目を見張るものがありますが欠点も多く、22.3kgという大重量、$40000という個人運用兵器としては高額すぎる運用コストなどがあります。
続いてはTOWです。
TOWは有線誘導ミサイルで、ジャベリンのようにロックオンができず、目標に到達するまで操作し続けなければならないといった欠点があります。
しかし、目視による照準で終末地点まで観測できるため比較的命中精度は高いです。
弾が入ったチューブを使い捨てで運用します。
AT-4、SMAWはそれぞれ肩撃ち式の対戦車無反動砲、対戦車ロケットランチャーですが、現在の戦車の装甲は貫けないと言われています。
AT-4の名称は84mmの口径を英語読みし、それぞれアルファベットを充てたものです。
AT-4は使い捨て、SMAWは再利用が可能です。
更にSMAWは射程が長い為、AT-4には重量以外アドバンテージがないようにも感じられますが、単価が安い為もあってかどちらも同程度の使用例があります。
AT-4
SMAW
ロケットについての考察はここで閉じさせていただきます。
次回は迫撃砲等についてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ
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2014年07月26日
武器中隊①
こんにちは。
武器中隊所属の火器についての考察を始めたいと思います。
武器中隊では個人で運用するのが難しい大型の火器を運用します。
武器中隊の火器は主に機関銃、榴弾、ロケットに大別されます。
今回は機関銃についてです。
射撃班に配属されるM249は5.56mmNATO弾を使用しますが、武器中隊所属のM240Gは7.62mmNATO弾を使用します。
こちらは中口径の弾薬で射程、破壊力共にバランスがいいですが重量が嵩み、反動も大きいです。
そのため現在は狙撃や機関銃などで主に使われています。
そしてこのM240は中距離での支援射撃や車載機銃として活躍しています。
M249と同じFNH社設計なのでフロント周りなどは特にデザインが似ています。
続いてはM2機関銃です。
こちらは12.7mmNATO弾という米軍の銃弾の規格としては最大の弾薬を使用します。(これ以上の口径のものは「砲」と呼ばれます。)
設計は80年以上昔ですが、単純で比較的軽量なこともあってか未だ第一線で運用されています。
大口径、長射程を誇るため狙撃に使用されたりもしました。
こちらも長距離火力支援、車載機銃として活躍しています。
機銃についての考察はここで閉じさせていただきます。
次回はロケットについてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ
武器中隊所属の火器についての考察を始めたいと思います。
武器中隊では個人で運用するのが難しい大型の火器を運用します。
武器中隊の火器は主に機関銃、榴弾、ロケットに大別されます。
今回は機関銃についてです。
射撃班に配属されるM249は5.56mmNATO弾を使用しますが、武器中隊所属のM240Gは7.62mmNATO弾を使用します。
こちらは中口径の弾薬で射程、破壊力共にバランスがいいですが重量が嵩み、反動も大きいです。
そのため現在は狙撃や機関銃などで主に使われています。
そしてこのM240は中距離での支援射撃や車載機銃として活躍しています。
M249と同じFNH社設計なのでフロント周りなどは特にデザインが似ています。
続いてはM2機関銃です。
こちらは12.7mmNATO弾という米軍の銃弾の規格としては最大の弾薬を使用します。(これ以上の口径のものは「砲」と呼ばれます。)
設計は80年以上昔ですが、単純で比較的軽量なこともあってか未だ第一線で運用されています。
大口径、長射程を誇るため狙撃に使用されたりもしました。
こちらも長距離火力支援、車載機銃として活躍しています。
機銃についての考察はここで閉じさせていただきます。
次回はロケットについてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ
2014年07月25日
支援火器
こんにちは。
今回は分隊支援火器についての考察を始めたいと思います。
分隊支援火器とはAR(Automatic Rifleman)が使用するSAW(squad Automatic Weapon)の事で、現在M249 SAWとM27 IAR(Infantry Automatic Weapon)があります。
まずはM249ですが、FNH(Fabric National Herstal)社で開発されたMINIMI軽機関銃の米軍モデルでAR-15系列と同じ5.56mmNATO弾をベルトリンクを利用し、200発箱型マガジンに装填し使用します。
装弾数が多く、比較的軽量でもしもの際にはSTANAGマガジンも利用できるため現在も第一線で活躍しています。
続いてM27IARですが、こちらはH&K(Heckler&Kock)社で開発されたHk416のバレルを強化延長し、連射継続能力を向上化させたもので、2011年に採用されました。
M27IARは歩兵小銃としては高性能な部類にあたりますが、アサルトライフルを小改良した程度のものなのでベルトリンク給弾ができず、何よりARにとっての大きな役割、機関銃手である事を敵に誇示して囮になることもそのデザイン故に出来なくなってしまいました。
このM27IARが採用された理由は軽量である程度の弾幕が展開でき、遠方からAR-15系列小銃と見分け難いデザインによってARが狙われる危険性を下げる、といったものです。
旧式化したAR-15系列小銃をM27IARで置き換えるためなのでは?といった声も上がっています。
M249、M27は想定戦域が全く異なる為中隊長の裁量でどちらを利用するかが決められるそうです。
分隊支援火器についての考察はここで閉じさせていただきます。
次回は武器中隊所属火器についてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ
今回は分隊支援火器についての考察を始めたいと思います。
分隊支援火器とはAR(Automatic Rifleman)が使用するSAW(squad Automatic Weapon)の事で、現在M249 SAWとM27 IAR(Infantry Automatic Weapon)があります。
まずはM249ですが、FNH(Fabric National Herstal)社で開発されたMINIMI軽機関銃の米軍モデルでAR-15系列と同じ5.56mmNATO弾をベルトリンクを利用し、200発箱型マガジンに装填し使用します。
装弾数が多く、比較的軽量でもしもの際にはSTANAGマガジンも利用できるため現在も第一線で活躍しています。
続いてM27IARですが、こちらはH&K(Heckler&Kock)社で開発されたHk416のバレルを強化延長し、連射継続能力を向上化させたもので、2011年に採用されました。
M27IARは歩兵小銃としては高性能な部類にあたりますが、アサルトライフルを小改良した程度のものなのでベルトリンク給弾ができず、何よりARにとっての大きな役割、機関銃手である事を敵に誇示して囮になることもそのデザイン故に出来なくなってしまいました。
このM27IARが採用された理由は軽量である程度の弾幕が展開でき、遠方からAR-15系列小銃と見分け難いデザインによってARが狙われる危険性を下げる、といったものです。
旧式化したAR-15系列小銃をM27IARで置き換えるためなのでは?といった声も上がっています。
M249、M27は想定戦域が全く異なる為中隊長の裁量でどちらを利用するかが決められるそうです。
分隊支援火器についての考察はここで閉じさせていただきます。
次回は武器中隊所属火器についてのお話です。
それでは、また( ´ ▽ ` )ノ
2014年07月24日
小銃
こんにちは。
今回は主力小銃についての考察を始めたいと思います。
まずは米軍全体でヴェトナム戦争以降主力小銃の座を守り続けいているAR-15シリーズの中でもM16ライフル系統についてです。
現在使用されているM16はM16A4と呼ばれるものでA1のフルオート機構を廃し3点バースト化等の改良を施したA2のトップをフラットにし、レイルを配置したうえにハンドガードをM5RASと呼ばれるものに換装したものです。
ちなみにここまでで登場していないM16A3はA2のフルオートモデルです。
M16ライフルは陸軍ではほとんどM4と置き換わっててしまいましたが、海兵隊の伝統を保守する性格、そして長銃身から生まれる高精度な射撃能力が海兵隊の任務の性格に合致しているため未だ半数程度はM16A4が使用され続けています。
続いてはM4ライフル系統についてです。
M4ライフルはM16の銃身を短縮化し、フォールディングストックに換装したようなデザインのものです。
M4ライフルは数年前まで部隊指揮者専用でしたが、現在は上等兵程度でも使用されています。
小銃についての考察はここで閉じさせていただきます。
次回は支援火器についてのお話です。
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今回は主力小銃についての考察を始めたいと思います。
まずは米軍全体でヴェトナム戦争以降主力小銃の座を守り続けいているAR-15シリーズの中でもM16ライフル系統についてです。
現在使用されているM16はM16A4と呼ばれるものでA1のフルオート機構を廃し3点バースト化等の改良を施したA2のトップをフラットにし、レイルを配置したうえにハンドガードをM5RASと呼ばれるものに換装したものです。
ちなみにここまでで登場していないM16A3はA2のフルオートモデルです。
M16ライフルは陸軍ではほとんどM4と置き換わっててしまいましたが、海兵隊の伝統を保守する性格、そして長銃身から生まれる高精度な射撃能力が海兵隊の任務の性格に合致しているため未だ半数程度はM16A4が使用され続けています。
続いてはM4ライフル系統についてです。
M4ライフルはM16の銃身を短縮化し、フォールディングストックに換装したようなデザインのものです。
M4ライフルは数年前まで部隊指揮者専用でしたが、現在は上等兵程度でも使用されています。
小銃についての考察はここで閉じさせていただきます。
次回は支援火器についてのお話です。
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